E.T. | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

E.T.

83点

公開当時、日米はじめ世界中の興行収入記録を塗り替える大ヒットとなった名作。35歳(!)だったスピルバーグ監督の地位を確固たるものにした映画。
アメリカ郊外ではぐれてしまった1人の宇宙人(ET)が、地元の子供と交流する話。
ストーリーは単純明快。親に隠れて家にETを匿い、徐々に不思議な能力を発揮していく展開。NASAの調査員たち-大人を悪者として描き、 ETを宇宙へ逃がしてあげる流れは実にベタな構成だけど、逆に何度見ても飽きない王道的な設定。
製作が1982年なので、ETが作り物丸出し。今リメイクすればCGを駆使して完璧な映像で再現できるだろうけど、 この映画は少なくとも俺らが生きてる間は手をつけないで、未熟な部分もそのままに楽しみたい。

そもそも昨今のハリウッドはやたら続編、リメイク、リブート多すぎ。すでに完結している昔の名作はそっとしておくという日本風の考えを持ってもらいたいものですな。

 

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ピーター・コヨーテ、ディー・ウォレス
1982年  115分
原題:E.T. The Extra-Terrestrial