未知との遭遇 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

未知との遭遇

53点

1977年公開、スティーブン・スピルバーグ監督の3作目。この作品でスピルバーグは世界的に認められた印象。

劇場版、特別編、ファイナルカット版など複数のバージョンが存在するが、ストーリーは全部一緒。映像の付け足しがあるだけであまり大差はない。

未確認飛行物体の目撃情報が世界各地で相次ぎ、ラストでUFOが巨大施設へと降り立つ展開。まぁ単純な話。

ここでの宇宙人は100%好意的。中盤くらいまでは「得体の知れない何か」という描写だけど、映画はどちらかと言うとそのUFOへ対峙しようとする主人公の行動に焦点が当てられている。

「レ、ミ、ド、ソ、ソ」のメロディは交信に使われる友好の合図で、おそらく誰でも聞いたことあるんじゃ?ってくらい有名。

SF映画史に残る名作として、最近でもBSでしょっちゅう放送されてる映画。特撮は今見ても何の違和感もないほど完成度が高い。けど刺激性がほぼゼロで、何度も繰り返し見るような内容じゃないかな。

このときから40年以上たった現在でも、『レディ・プレイヤー1』のように進化し続けた映画を撮り続けているスピルバーグはやっぱり凄い。

 

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー、テリー・ガー、メリンダ・ディロン
1977年  135分
原題:Close Encounters of the Third Kind