ワンダーウーマン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ワンダーウーマン

68点

『バットマン』や『スーパーマン』と同じ世界に存在する『ワンダーウーマン』。今回はこの『ワンダーウーマン』の生い立ちを、彼女自身の回想という形で進む。
女性だけが住む島といううらやましい環境(笑)で生まれ育ったダイアナが、外の世界に出て戸惑いながら、最終的に第一次世界大戦の前線へ参戦するという、ボリュームとしてはかなり詰め込んだイメージで時間も2時間21分。なのでDCコミックのヒーローものを全然知らないという人でも、ひとまずこの映画は一から楽しめる。
コミカルな描写あり、プチ恋愛あり、そして最後は戦闘で締めるというアメコミものの王道。
ただこの後控えている『ジャスティス・リーグ』、あるいは『ワンダーウーマン』の続編へと続く盛大な前フリなわけで、さすがにこのシリーズに何の思い入れもない日本人だと、今後が楽しみというよりはまだまだ続くのかよというウンザリ感のほうが強そう。
加えて主演のガル・ガドットがイマイチ。いつも思うがハリウッドはもっと若くて可愛い子いないのかよ。

単発映画としてはなかなか楽しめるが、このキャラが今後長年続くとなるとちと厳しい。


監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ギャドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、ダニー・ヒューストン
2017年  141分
原題:WONDER WOMAN