パッセンジャー | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

パッセンジャー

76点

5000人を乗せた超巨大宇宙船。目的地のコロニーに着くまで120年かかるため、乗員は全員冬眠状態。
しかし事故でたった1人だけ目覚めてしまう。到着まであと90年もある・・・という話。
食事は完備、娯楽施設は充実、バーでロボットと会話もできる。こんな恵まれた状況なら俺だと死ぬまで1人でいいや、と思うかも(笑)
ここの主人公は、もう1人美人を冬眠から強制的に覚めさせ、2人で暮らすことを選択。まぁ映画ならではのうらやましい生活が続く。そこのわかりやすい描写は素直に見てて面白い。
ただ終盤にくると、身勝手行動もあるためもはや嫉妬してくる内容。となると最後も素直に感動できなかったり。
結局理想郷なんだな。見てて虚しくなる部分があり、後味はいまひとつ。

 

監督:モルテン・ティルドゥム
出演:クリス・プラット、ジェニファー・ローレンス、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・シーン、アンディ・ガルシア
2016年  116分
原題:PASSENGERS