ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

48点

誰もが知るあのハンバーガーチェーン店「マクドナルド」がなぜできたかを、実話をもとに描いた物語。
序盤はわりとリアルすぎて退屈。このままビジネス的な難しい話が進むのかな?と思いきや、中盤以降はわりとわかりやすく、どちらかと言うと人間臭いやりとりの方が多い。
マイケル・キートン演じる主人公レイ・クロックは、ウィキペディアにもきちんと創始者として載っている有名な人らしい。俺は知らんかったけど(笑)
ただし決して美談ではない構成。あくまでクロックは自分のためだけにマクドナルドを売り出そうとしている。そこには正当性はなく、時としてえげつない方法で契約を持ちかけ、卑怯なやり口も見え隠れし「マクドナルド」の名前すら乗っ取る展開。
なので後味はもう良くないんだけど、とにかく成功だけを見据えたクロックの行動は現実味にあふれ、映画としての面白さには繋がっている印象。

商売に綺麗ごとは通じないんだなぁと改めて。

 

監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、ローラ・ダーン
2016年  115分
原題:THE FOUNDER