スーサイド・スクワッド | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

スーサイド・スクワッド

54点
マーベルコミックがアイアンマンやスパイダーマンをシンクロさせ『アベンジャーズ』をシリーズ化させているけど、それに対抗して、DCコミックがシリーズ化を進めているのが『ジャスティス・リーグ』。こちらはスーパーマンやバットマンが中心になる構想。そして本作では服役していた犯罪者から『スーサイド・スクワッド』なる特殊部隊を召集する展開。おそらく今後『ジャスティス・リーグ』へと絡んでいくんだと思う。
ようはアメコミの過去の流れを汲んだ展開なので、デッドショットやハーレイクインなどのキャラを知らないと、なかなかストーリーにすぐ入り込むのは難しいかもしれない。
なので予告を見る限りは破天荒で、単純に面白そうなものの、実際見てみると「あれ?」と思う部分が多々ある印象。派手なだけでいまひとつ個性を感じることができないイメージ。
そしてあまりにも出番が少なすぎたジョーカー。『ダークナイト』で狂気の演技を見せ付けたヒース・レジャーの後釜なだけに、今回のジャレット・レトに期待した人も多かったと思うけど、ちょっとこれは肩透かし。全体的にも、あらゆる意味でズッコケた出来ばえ。
個人的には、アメコミの実写化には完全に飽きてるとこへこのクオリティ。さすがにこの時点でウンザリ感が漂う。

 

監督:デヴィッド・エアー
出演:ウィル・スミス、マーゴッド・ロビー、ジャレッド・レト、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイビス
2016年 123分
原題:SUICIDE SQUAD