僕に似た2人の俳優が出ている。反町隆史と竹野内豊だ。
実は、僕は反町と竹野内を足してウイスキーで割った感じの顔をしている。
ハイボール反町みたいな、、、
けれど、良いドラマは何度見ても良い。
さて、僕が小学2年の頃、おとんとすごろくゲームをしていた。
サイコロを振っては進む、人生ゲームみたいなものだ。
途中、サイコロに飽きたおとんと僕は、サイコロの振り方に工夫をして遊んだ。
手で振る普通のやり方から、おとんが調子にのり、足に乗せて振ったり、
僕が対抗して、デコにうまいこと乗せてサイコロを振ったり、
おとんが鼻の穴にギリギリ入れずに鼻の穴付近から振ったり、
おとんも40歳だったから、僕に合わせて遊んでくれていた。
すると僕は、おかしなテンションになり、口の中にサイコロを入れて、吐き出して振る、
という最低な振り方をしようと、サイコロを口の中に放り込んだ。
すると、なんと、サイコロを飲み込んでしまった!
おとんは焦った。
見ていたおかんも焦った。
そして、町にある大東医院へ急いだ。すると先生は、
『3日間、ウンコを調べて下さい。その中になかったら、手術でお腹を切ります。』
すごろくゲームを楽しんでいただけなのに、お腹を切るという、悲惨な予定になった。
次の日の朝、ウンコを調べるため、僕は家の表で新聞紙を敷いてウンコをした。
立派なウンコだった。
それを、おかんが割り箸でかき分けてサイコロを探す。餅を焼いているかのように。
おかん『あるかなぁ!、、、クサッ!ないわ!あかん、クサッ!』
おかんは朝から涙目で僕のウンコをかき分ける。
2日目、また家の表でウンコ。それをおかんが割り箸で仕分けをする。
昭和の蓮舫だ。
おかん『なにこれ!、、、ない、クッサッ!なんやこれ!あかんあかんおかん、クサいわー!』
おかんは、出来るだけ小さくウンコを分けた。でも見つからなかった。
とうとう3日目。
おかんがまたウンコをかき分けて、むせていた。
そして、えずくおかん。
おかん『今日なかったら、えらいこっちゃ、、、クッサッ!、、、あほちゃうかあんたわ!
、、、
あ!な、なんかあった!オエッ〜!』
おかんがゲロをあげそうになりながら、割り箸を放した!
くささと嬉しさの余り、おかんは手づかみでウンコの中からサイコロを取り出した!
あったどー!
おかんは億万長者になったかのように、ウンコまみれのサイコロを手に持ちあげた。
おかんの苦労の結果、僕はお腹を切らなくて済んだ。
アホだった僕は、そのサイコロを洗ってまた使っていいか聞いたら、おかんにすごく叱られた。
みんなも、サイコロだけは飲み込むなよっ♫
嵐山あおや
皆さま、どうか良い夢を☆