『イッサのおばあちゃん』 | 優勝

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天然と言われますが、人生楽しく、ちょっとアホでいい♪

昔、週刊SPA!てコラムを連載していましたー☆

とぼけたブログですが、よろしくお願いします♪

イッサとは、小林のほうではない。



ダパンプのイッサの、おばあちゃんの話をしよう。


僕が名古屋にいる時、田中さんというおじさんと知り合った。


田中さんは壮絶な人生を歩んできた人で、事業に失敗して、ある時、自殺をしようと心に決めて沖縄へ行った。


田中さんは、万座毛の崖で、ずっと立っていた。


飛ぼうと決めて来たのに、飛べない。やっぱり怖い。


どうしようか、、、


3時間以上、ずっと崖にいた。


すると、おばあちゃんが声をかけてきた。


『死んでもええことないよ。うちにおいで。』


田中さんは救われた気がしたと言う。


数日間、そのおばあちゃんの所に泊めてもらっていたら、イッサのおばあちゃんだと分かった。


その内、イッサも沖縄に帰って来たりして、その妙な同居人、田中さんとイッサは仲良くなった。


ちなみにイッサのおばあちゃんは、田中さんに、人生をやり直せという意味で、200万円を渡したらしい。



そして、ある日、田中さんはイッサと東京へ行った。


歌がうまかった田中さんは、なぜかとんとん拍子にレコードデビューをする。


演歌歌手として。


カラオケへ一緒に行くと、必ずその持ち歌を披露してくれた。


本名の田中で入っている曲だ。下の名前は忘れた。


曲名も忘れたが、たぶん、田中さん以外は、誰もその曲を歌えない。







田中さんはデビュー当時、演歌歌手の今では大物、K西Kおりと付き合っていたらしい。


K西Kおりは、その時がまだ売れ出した時だから、たぶん、『はぐれ草』の時代だ。


読み方は、『ケーザイケーオリ』と読んでくれても良いし、『ケーザイけおり』でもいい。


いっそ、『コーザイかおり』と読んでも構わないし、『坂本冬美』と読んでくれてもいい。


ちょっと何を言ってるか分からなくなった。



そんな田中さんは今、名古屋のラウンジで、雇われ店長をしている。






嵐山あおや