『おかんの秘密』 | 優勝

優勝

天然と言われますが、人生楽しく、ちょっとアホでいい♪

昔、週刊SPA!てコラムを連載していましたー☆

とぼけたブログですが、よろしくお願いします♪

皆さん、お久しぶり。元気ですか?元気がない時は、僕に相談して下さい。


たぶん、 何の役にも立たないけど、一生懸命聞きます。


では、本題に移ろう。




僕がアホな小学4年の頃、おかんとお風呂に入っていた。


おかんの事が好きな僕は、おかんとお風呂に入るのが、テーマパークのように好きだった。


おかんの名前はシヅコ。
志すに、鶴に子。
志鶴子だ。


変わった名前でしょ?
ほっといてくれ!




ある日、僕はいつものように、おかんとお風呂に入っていた。


すると幼い僕は、おかんのお尻に違和感を感じた。何かがお尻に付いている、と。


うんこではないし、なんだろう。


僕は聞いた。
『おかん、お尻の穴に丸いもん付いてるで!』


おかんは慌てて、
『あ!これはええねん!』
と言いながら、マジシャンのように丸いものを引っ込めた。


僕は目を疑った。なんと、次におかんのお尻を見た時は、見事に丸いものがなかった。


今はキレイなお尻だ。さっきのは、なんだったのだろう。


丸いものといっても、大きな梅干しくらいあったし、卓球のボールくらいもあった。


張本にそれを投げたら、チョレイと言って打ち返してしまうほどの大きさだった。


そしておかんは僕に、声をひそめて言った。


『おとんに言うたらあかんで!』


言うたらあかん事は、おかんのお尻に丸いものがある事なのか、

それとも、おかんがマジシャンのように丸いものを引っ込めた事なのか。


たぶん両方だろう。


今、思うと、おかんがマジシャンのように引っ込めた丸いものは、まぎれもなくイボ◯だ。


まぎれもなくイ◯痔だ。


なぜ2回言ったのだろう。でも、当時僕は、イボ◯の存在も知らなかったし、イボ◯が引っ込む事も知らなかった。


出し入れ自由のイボ◯。まるでタンスのようなイボ◯だ。


でも今、思い出すと、紀州の梅干しにも似ていた。


紀州の梅干し。


あれはうまい。


それ以来、おかんとお風呂に入ると、おかんのお尻に目が行くようになったが、二度と紀州の梅干しに出会える事はなかった。


おかんも僕に気を使い、お尻に力を入れて、出ないようにしていたのだろう。


そういえば、お尻がキュッと閉まっていたような気がする。


気を使わせて悪かったね、おかん。



僕も小学5年や6年になり、おかんとお風呂に入る事はなくなったが、おかんの紀州の梅干し事件のことは誰にも言わなかった。


今はお星様になった大好きな、おかんに一言。

『おかん、これまで内緒事は守っていたけど、つい、ブログで言ってしまってごめんね。』


それと、おかん、明日の野球の試合、勝たしてね。お昼のお弁当は、梅干しおにぎりだから。




嵐山あおや