僕は7、8年前、吉本を読んで、お笑いライブを企画した。
聴こえは良いが、かなり失敗して、損害も大きかった。失敗の原因は僕にある。
だが闇営業ではない。
ちなみに、この頃、一番流行っていた芸人は、キンタロウだった。
キンタロウとも交渉したが、とても敦賀に来れる状態ではなかった。
結局、僕が吉本に頼んで来てもらったのは、こういうラインナップだった。
僕は他の芸人をと交渉したが吉本は強く、今回の闇問題のレイザーラモンや、ザパンチも来ていた。
この8組を読んで、僕らの会社が吉本に支払ったのは200万だった。
では、本題に移る。
僕は吉本の半年前、100対100の合コンを企画してみた。それがまた当たった。
何が当たりかというと、みんな喜んでくれて、確か15組ほどのカップルが出来たからだ。
この合コンの最初、僕はみんなの前で挨拶をした。
僕はその挨拶の時、みんなの緊張をほぐすために、それに盛り上げようとして、無理と、
こんにちはー♫
と、元気よく礼をする形で、前に立っているマイクで思いっきり、頭をぶつけた。
僕『こんにちはー♫あいたたたたっ!!!、、、、、』
つかみである。
しかし、これがダダ滑りだった。集まった男女から聞こえたのは、
あ!大丈夫ぅ?
頭打ったで、あの人?
何これ?
僕はその後、何を喋ったか、あまり覚えていない。
数分遅れで来た女の子たちは、先に来ていた女の子たちから、僕が前を通ると、説明を受けていた。
『この人、さっき挨拶の時、マイクで頭ぶつけていたよ!』
だから、つかみやって!
僕のボケは通じなかったが、合コンは盛り上がり、利益も上がり、成功に終わった。
しかし、この成功があったから、僕たちは調子に乗って吉本を読んでしまう。
人力舎とも交渉したし、モノマネの事務所とも交渉したが、結局、吉本を読んだ。
それが大損害になったが、僕はもう、後悔するのは辞めた。
なぜなら、もうすぐ夏が始まろうとしていたからだ。
嵐山あおや