この曲を好きな人は、ある意味、不器用だけれど悪い人はいない。
そう感じてやまない今日この頃です。皆さん、夏を楽しんでいますか?
あおや、心の季節は年中、真夏です♫
さて、僕がアホな小学1年の頃、ネコを飼っていた。
一人っ子の僕は、小さな頃からネコをずっと飼っていたので、歴代のネコの名前は、基本、タマである。
タマが、ニャンタマ、になったり、ニャンタマコン、になった事もある。
友達も普通に、『今日、あおやとこの、ニャンタマコン見たでー♫』て。
さてさて、僕のおとんの妹(てるちゃん)は、僕と一緒に暮らしていたが、僕が小学1年の時に、
京田辺の車屋に嫁入りした。
おとんは6人兄弟の長男なので、ありえる話だ。
てるちゃん結婚前夜あたり。
僕の寝ている部屋に、てるちゃんの嫁入り道具のタンスとか、家具が運び込まれていた。
アホな僕は、その真っさらなタンスに、タマを入れて遊んでいた。
幼い僕は、そのまま寝てしまい、朝、忘れて学校へ。
帰って来たらタマはいないしタンスもない。僕は本当にアホだったので、タマとタンスが結びつかないでいた。
次の日の朝、てるちゃんの旦那さんになる人の、父と母が僕の家に怒鳴りこんで来た!
『どないしてくれますの!!』
すごい剣幕だ。
聞くところによると。
『あんた所がくれたタンス、開けたらネコ出てくるし、中はクサイし、ババだらけやし!
それに、ネコも閉じ込めてたから、ネコがババだらけになってて、開けた拍子に走り回って、
部屋中、めでたい物ばかり置いたるのに、その上やら畳やらクッサイババだらけにして、
結局、前の田んぼの中に逃げて、泥たんぼになってどっか行きよったわ!』
僕は隣の部屋で聞いていて、顔が青ざめた。
おとんとおかんが鬼になって、僕のいる部屋を開けた。
おとん『お前、何さらしてくれてんねん!アホか!』
さすがにおとんは怒ったが、僕は泣きそうになり、こう言ったのだ。
僕『それでタマはどこ行ったん?、、、』
場は静まり返り、こんな子供に言ってもムダだと分かり、僕の部屋の扉は閉められた。
僕は正真正銘のボケなのか、それともドアホなのか、えらい事をしたと言うより、タマが心配になっていたのだ。
数日後、てるちゃんがタマをかかえて家に来てくれた。
てるちゃんからしたらアホな弟のような僕を、何一つ咎めず、タマだけを優しく僕に渡してくれた。
てるちゃん、ありがとう。
最後に、あなたは、ババだらけのネコを、見た事がありますか?
それでは皆さん、ステキな夏を♫
嵐山あおや