『小学生の恋』~香ちゃん~ | 優勝

優勝

天然と言われますが、人生楽しく、ちょっとアホでいい♪

昔、週刊SPA!てコラムを連載していましたー☆

とぼけたブログですが、よろしくお願いします♪



昨日、覚えてないのだが、9時には寝たと思う。そのせいか、先ほど2時半に目が覚めた。


明日への緊張もあり、こんな真夜中3時にユンケルを飲んだ。


そしたら、目がパッチリして、えらい元気になってしまい、今、ブログを書いてる。


さあ、始めよう。
僕がアホな小学6年の時だ。ひとつ年下の香ちゃんに恋をした。


それを同級生の友達『ヤス』や『キヨカ』に打ち明けた。


僕『俺、香ちゃん好きになってん……』

キヨカ『あ!かわいい子やん♪』

僕『せやろ?イチゴジャムみたいにかわいいやろ?』

ヤス『ほんなら告白したら?』

僕『そんなん無理やわ!』

ヤス『あおやなら大丈夫やわ♪絶対オッケーしてくれるって!』

僕『オッケーって?』

ヤス『付き合うとか♪』

僕『えっ?ほんまぁ?』


尻込みする僕にヤスは、やる気を起こさせようと盛り上げてくる。


ヤス『あおや、モテるし絶対行けるわ!』

僕『モテてる?』

ヤス『うん♪顔はマシやし、スタイルもええし、頭は悪いけど♪』

僕『頭悪いて、なんやねん!』

ヤス『でも、まあ、やってみよ♪俺、言うて来たるで!』

僕『ちょっ、ちょっと待って!キヨカどう思う?』

キヨカ『あおやなら行けるわ!頭悪いのがアレやけど。』

僕『あ!そう♪行ける?ていうか頭悪いて、なんやねん!』


結局、僕はヤスにそそのかされ、告白を決意する。そのメッセンジャーとして、ヤスが香ちゃんのもとへ。


放課後、運動場にて。


僕は校舎の2階の窓から、ヤスが香ちゃんに近付くのを見ていた。ヤスが香ちゃんを呼び止めた。


僕はおしっこを我慢しながら、ずっとその風景を見ていた。


するとヤスは楽しそうに話をしている。香ちゃんもまんざらではなさそうに見えた。


おしっこを我慢している僕に、
隣でキヨカが話かけてくる。


キヨカ『あおや、おしっこして来たら?』

僕『アホ!こんな時におしっこ出来るか?』

キヨカ『出来る!』

僕『ほなトイレ行くわ!』


この会話はいらない。
で、ヤスが笑顔で戻って来た。僕もトイレから戻って来た。


僕『ど、どやねん?』

ヤス『やっぱりあかんかったわ。』

僕『やっぱり?』

ヤス『香ちゃんな、あおやのことは、気前はよさそうやけど、付き合うとか無理やて!』

僕『うそん……』

ヤス『せやけど、気前よさそうや、て言われて良かったやん♪』

僕『ほんま?気前ええかな俺?』

ヤス『気前ええて、お前は♪』

僕『ほんまに?て小学生やのに気前ええて何?』

キヨカ『断るのにフォローしただけちゃう?』

ヤス『キヨカ、そんなこと言うなー!あおやが傷つくやろ?』

僕『ヤス!お前、絶対行けるとか、アホとか言ってたな?』

ヤス『そんなん言うた?』

僕『そんな事しか言ってへん!


僕の小学6年の恋は一瞬にして終わった。けど、香ちゃん、かわいかったなー☆


僕はその1週間後、あゆみちゃんという、また違う子を好きになっていた。



嵐山あおや