同級生の女子、ゆかちゃんによく叱られた。でも、かわいかった♪
結局、毎日、鹿のように走るのがイヤで、2年の途中から陸上部をやめ、テニス部に入った。
自分で言うのもなんですが、僕って、やっぱりテニス部やん?
あまり深い意味はないので、さらっと流してね。
けど、僕って、やっぱりテニス部やん?
テニス部に入ったのは、女子のスコートを見たかった訳でもないし、モテたかった訳でもない。
だって、すでにモテてたもの。
僕があまりにもアホ絶好調だったので、僕のことが好きと言えないでいる、
隠れあおやファンというのが108人はいたと言う説がある。
うちの親戚のおばちゃんにセツ子という人もいる。
そんな事はどうでもいい。
で、女子ともよく連勝試合をした。ダブルスなので、男子対女子の試合もしたが、男女対男女の試合もした。
僕は後衛で、女子が前衛。
ネットの前に女子、僕がその後ろのほうだ。
同じテニス部の同級生に、スコートが似合う、由美子ちゃんというかわいい子がいた。
その子とペアを組んだ時は、相手がサーブして来てるのに、由美子ちゃんの後ろ姿を口をあけて見ていて、
サービスエースを取られたことが2度ある。ボールが口に入ったことも2度ある。
それに、鼻血を出したことも2度ある。
全部2度?
ニドニド~♪
この古いCMを知ってるあなた、結構、昭和よね?
話を戻そう。
これだけは信じてほしい。由美子ちゃんの後ろスコート姿を、決してエッチな気持ちで凝視していた訳ではない。
……
すみません。今、ちょっと嘘をつきました。
結構、切り替えは早い僕です。素直さと切なさを兼ね備えてる男子ぃ♪です。
狩野英孝の歌をちょっとパクってみました!
スコートで思いだしたが、高校1年の時、同級生のオシメ(苗字)と、夜の中学校に忍び込んだ事がある。
校庭を自転車で走っているのが楽しくて、何度もぐるぐる走った。
暫くすると、誰もいないのに急にオシメが小さな声で、
『あおや、テニス部の女子の部室行こう♪』
昔は校門にカギがかかってなかったし、部室にもカギがなかった。
オシメは部室に入るとすぐ、誰かのスコートを手にした。
何をするのかと見ていると、ズボンを脱ぎ出した!
そして次に、
そして次に、
スコートを履いたー!
まだ履くほうで良かった。パンツを脱いだら怖かった。
そしてオシメは、
あ、ここですみません。オシメという苗字が気になって、よく眠れないというあなた、
心配しないで。オシメは大手ゼネコンに就職して、がんばって生きていますので。
そのオシメは、スコートを履きながら、嬉しそうに自転車で、校庭を走り出した。
何周も何周もスコート男は校庭を走った。
警察が来たら、確実に補導されていただろう。
補導する時、スコートを脱がしてから補導するのか、それとも履いたまま補導するのか。
出来れば刑事さん、履いたままお願いします。
新聞には、こうだ!
変態男、スコートを履いて校庭を走る!その名もオシメ!
履いていたのは、オシメじゃなくスコート!
オシメ、ごめんね☆
話はこれで終わるが、昔のことなので、思春期の変態話は、軽く読み流してほしい。
今、かわいい由美子ちゃんは何してるのかなぁ。
由美子ちゃんのスコートが揺れるたび、僕の心もユラユラ揺れていたのが懐かしい。
嵐山あおや