最近のムスメは自己主張がはっきりしてきた。
伴って喋る言葉も増えてきた。

昨夜は夕食のコーンが気に入ったらしく、それだけ完食。
器を持って騒いでる。

「モアモア~(>_<)」
ん?moreか?お代わりか?
そんな言葉どこで覚えてきた?
ま、幼稚園か…。

「ナイナイよ~、ほかのもの食べたらね~」私。
「NO more~」ヘルパーちゃん。

どっちが通じたのかわからんが、そのうちムスメはギャン泣き。
そのまま30分泣き通し。
ふう…うっとうしい…

放っておいたら泣きすぎたらしく咳き込み始めたので、膝の上に確保。
動画を見ながら咳がおさまるまで30分。
落ち着いてきたので、ほかのゴハンを口まで運んでみた。

「No~!!!!!!!」
うーん、まだコーンを忘れていないのか、それとももうなんでもかんでも嫌なのか…。
膝にだっこしたまま歌ってること20分。
恨めしそうに私を見ながら、魚にやっと手を伸ばしてみた。
やれやれ。

ここまで一時間半。
とても毎日付き合えない。本人だってこんなゴハン嫌だろーなー。
どーすればいーんだろ。
とりあえず好きなものは先に出さないことにしよう。

そして朝は好きな牛乳を後回し。
一応出したものは8割方食べてくれたし、なんてったってニコニコのゴハンだ、よしよし。

「だーいすき」
ムスメに言ったら、にぱーっと笑ってオウム返し。
「ダーイスキ」

おう、昨日はこんなうるさいイキモノもういらんと思ったが、可愛いじゃねーか。
願わくば否定形以外の言葉を自主的に口にしてほしいもんだ。
ムスメが熱を出した。
コンコンしているなあと思いながら土曜日プレイグループとプレイジムに行かせ、熱っぽいなあと思いながら日曜日買い物に行ったのがいけなかったらしい。
日曜夜には38.2℃。
あら可哀想。

月曜朝には37.6℃に下がったものの、なんかグッタリしているムスメ。

しかし私は楽ちんである。

大人しく椅子に座ってお絵かき。
あらまあ…ゴハンのときですら椅子に座っててなんかくれないのに。

たっぷり2時間お昼寝。

膝に座っておとなしく絵本を聞いている。
いっつも2ページで逃げ出すのに…初めて完読したわ。しかも三冊も。

お昼寝したというのに、ソファで私にべったりくっついてうつらうつら。
そのまま私も一緒に2時間お昼寝。
猫たちも一緒にくうくう。

そして就寝時間にはさっくりスヤスヤ。
3時間寝てくれない日もあるというのに。

ああ、いつも具合が悪くいてほしい…などと思ってはいけないんだろうな…。
せっかく健康に生まれたのに、そんな罰当たりな。

でも私は健康な人にはついていけないと再確認。
病人なムスメでちょうどいい。
ということは今までついていこうと頑張っていたということか。

ムスメが具合悪くいてほしいと願うのはあまりにも本末転倒。
自分がついていくほうを諦めないといかんのね。
あーあ、一歳にしてもうついていけないなんて、ショックだわ。






一歳を過ぎると、ムスメも喋るようになってきた。

しかし、ママは私ではない。
ママは何か取ってくれ、である。

自分を指してパパ、という。
…よくわからない。

一歳五か月になってすぐ、夜なかなかベッドに来ない私に、ヤツはつぶやいた。

「ぱいちゃんほしぃ」

…えっらいちっちゃな声だったけど。
正直その言葉を覚える前に断乳したかったわあ…。

「ぱいちゃんの前にご挨拶は?」
と言ったら、駆け出して行って、リビングのパパにオヤスミナサイのご挨拶、洗面所のお手伝いさんにご挨拶をして帰ってきた。
ああ、もう言葉がわかってるのね…

それを見て、私はムスメがベビ時代を終えたことをしみじみ感じた。
自分の意志を伝えられるイキモノと、私が一方的に話しかけるだけのイキモノは、私にとっては違いすぎる。

そして二週間が経ったら、今度はノォノォとしか言わなくなった。
すでにイヤイヤ期到来である。

はっきりいって、その言葉を聞くと素晴らしく腹が立つ。
ぶん殴りたいくらい腹がたつ…やばいやばい←一応まだ殴ってない。
しかし殴られて育った私がいつまで我慢出来るかはナゾだ。
なるべくなら一生手をあげたくないんだが。

仕方ないから歌ってる。

🎶ノォノォノォ、なんでもかんでもノォノォノォ~🎶

ふう。
大丈夫かしら、私。


新しいPCがやってきた。

一年半くらい前に、割と長く使っていたPCがお払い箱になった。
最近老眼なのかちっこい文字は見えないし、子供生まれたら家にいるんだから持ち歩くこともないだろうし、写真とかも整理する必要があるだろうから、今度はおっきいPCを買おう。

そう思った私は間違っていないと思う。
が、やってきたノート型パソコンにしてはおっきめなソイツを私は両手で数えられる回数くらいしか開かなかった。
なんか仲良くなれない、このPC.

そして一年半、iPadのみ使用。
授乳中にも本が読めたりと便利なことこのうえなかったけど、iPadで文章を打つのはかなりしんどい。

せっかく子供生んだのに。
こんな毎日変わる面白いイキモノに関わるの一生に一回しかなさそーだから、いろいろ書いておきたかったのに。

そしてまた新たにちびノートを買った。
二年経過したら、10.1型で745gと、素晴らしく軽量に。
まあ相変わらず見えないけど、タッチパネルで拡大できるようになったからいいや。


文章を書けないでいる間に、あっという間にムスメは17か月に。
成長が全般的に早いせいもあって、ベビーらしさはもうなくなって、すっかりキッズになってしまった。

…もったいなかったなあ






ベビを落っことして頭がザクロのように割れる白昼夢を見る。


白昼夢、なのだろうか?

覚えている限り、小学生の頃からよく肘の先が吹っ飛ばされていくようなイメージに取り憑かれることがあった。

それは今でも見る。

大人になってからは、吹っ飛ばされるだけでなく、肉切り包丁みたいのに腕をズサズサ突き立てられる、なんていうのも増えた。

肘から先に特化してるのが不思議。

ま、日常のことなので、今更気にもならない。


ザクロ頭も、ほぉ新バージョンが増えたわ、くらいで、あんまり気にしていなかった。

が、ベビを抱っこすると、あんまりにも泣かれる。


最初は抱っこが下手っぴなせいかと思った。

なんせ赤子になんぞ、触れたこともろくにない。


次は、お腹が空いてるのかなーと思った。

私からはもれなくメシの匂いがしてるもんな。


しかし、二ヶ月も経つと、どーもそれだけじゃない気がしてきた。


メイドさんの腕の中で、むふんとゴキゲンそーなベビ。

私が受け取るとピギャーー!と泣く。


返す、泣き止む、受け取る、泣く、返す、泣き止む、受け取る、泣く…


つい30秒毎、4回も繰り返してしまった。

まるで泣き人形のよーだ。

可哀想なんで、最終的にはメイドさんに返却。

腕の中で気持ちよさそ~に眠るベビ。


そりゃ頭割られるイメージなんか見てるヤツには抱っこされたくないかもしれんな…

日常茶飯事だった白昼夢がちょっと気になってきた。

時が経つにつれ、昼だけでなく夜の夢でも見るように。


ホントに落っことしたら嫌なので、出来る限りベッドかソファの上でしか抱っこしないようになってきた。

最初の頃のほうがまだ抱っこしてたかもしれない。

というか、出来る限り抱っこしたいと思っていたのだが、だんだん諦めつつあるのかもしれない。


精神科医にぶーぶー文句を言ってみたら、それは落とすのではないかという今の不安ではなく、自分の過去だ、と言われた。

自分が頭が割られるような思いをした経験があるのだろう、と。


うーん、そんなこと言われても、頭割られてたら私生きてないよ。

どの経験がザクロ頭に転化してんだろ???

まあそれが赤ん坊のときの経験だとしたら、覚えてないだろーけどさ。


今日も私が抱っこするとベビは泣く。

しょーがないのでベッドに置いたら泣き止んだ。

…フツー逆だろ…??


そんなわけで、私は赤子寝かしつけには参加不能。

お腹ぽむぽむと背中トントンしか出来ない。

幸せな抱っこが出来る日はくるのだろーか?



そんな私も、夜半は熱烈アプローチを受けている。

おくるみにくるまれて、手も足も動かせないはずのベビが、隣に寝てる私に寄り添って寄り添って、わきの下を頭でぐりぐり。

バスタオルの真ん中に寝かせていたはずなので、都合20センチはにじり寄り。

仰向けに寝てたはずが、半分うつぶせに。


…器用だな、おい。


くるりん、と仰向けに戻したらピギャーーーー!!

あ、メシっすね…



私はメシ、メイドさんはねんねの友。

…なんかイマイチ格が低いよーな気がするが、いちお必要とされてるよーだから、まあいいことにしよう…

これでミルクと混合にしちゃうとますます私の価値が落ちる気がするから、完母にしてやる。(←そんな理由でいーのか!?)