しばらく忙しかったけど、ようやく落ち着いたのでブログ再開。
がんばれ、がんばれ。

生まれも育ちも大阪な私。
大阪以外の場所に住んだことはございません。

この大阪という場所はかなり特殊な土地柄らしく、大阪以外の人と出会った場合、たいがい驚かれてしまう。

いや、まぁ、小難しい話ではなくてですね、一言で言うと『ボケ』と『ツッコミ』のお話です。

以前書いたことがあったかもしれないけど、友達の女の子の話。

大学のゼミで自己紹介。
自分の順番をドキドキしながら待っていた。
すると彼女の3人手前の男が何やら『ボケ』たらしい。
湧き上がる小笑い。
緊張する彼女は上の空。
次の男が前のボケに『乗っかった』。
(大阪以外の人のために説明。つまりは同じこと繰り返したんですね。)

彼女、ちょっと異変を感じる。
そして彼女の隣の女の子。まさかまさかの『乗っかり』かた。
一同大爆笑。

はい。彼女は震えていたそうです。小鹿のように。
『なに?なに??なんでみんな笑ってるの??』
『わ、わ、わ、私もおんなじこと言わなきゃいけないの????』
『みんな打ち合わせとかしてたの!!!!???』

どうなんでしょうね?
やっぱり大阪(というか関西の人)以外の人はあまり『ボケ』たり『ツッコミ』いれたりしないもんなんですかね?

で、自分のお話。今回書きたかったこと。
ほんと自分が情けなかったけど、思い出してクスッと笑ってしまった話。

つい先日、3日程前かな。道をてくてく歩いておりました。
おいらの住む町は昔ながらの建物が多く、景観をわざわざ撮影に来る人もいる感じの田舎(大阪なんだけどね)だ。

その一角。いつもの散歩道。
土塀が続く大きな家があるんですよ。

ほんとに大きな家、というか屋敷みたいなとこで、倉みたいなものがあったり、当然家は平屋だし、なかなかいい感じのお屋敷なのです。

土塀沿いにふらふら歩いてたら、ちょうど門のところに差し掛かったとき、門の横の勝手口っていうのかな、小さい扉(っつても普通の家の玄関と同じぐらい。門が馬鹿でかいだけ)がガラガラと開いたわけですよ。

えっと引き戸っていうのかな。

『あぁ、やっぱり大きな門は開けないんだなぁ。よこの小さい扉から出入りするのかぁ。』
『でも、俺があの扉から入ったら、大きな猟犬にかみ殺されんじゃねw』
『となるとあの扉は16トンぐらいあるのか。』
みたいな馬鹿な妄想をしてたわけですよ(元ネタわかるかな?)

中から品のいいおばぁちゃんが出てきた。
ほんとこのお屋敷にどんぴしゃりな感じ。
めっちゃ書道とか上手そうで、浴衣とか繕っちゃいそうな(独断と偏見)。

『おおっ!!』とか心の中で快哉。
するとおばぁちゃん、手にした風呂敷みたいな袋(これもいい!)からスッと何かを取り出した。
そして・・・その取りだした何かを・・・・引き戸に向かって・・・・

ピッ

引き戸ガラガラ~

『なんでやねん!!!!』

声に出して言っちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

悪いのは俺じゃない。俺じゃない。
この身体に流れる大阪人の血。
ほんと今すぐ献血行くから、20リットルぐらい献じてくるから!
ごめんなさい、おばぁちゃん。
急に突っ込んじゃってごめんなさい。
『ビク』ってなるよね。そりゃなるよ。
ほんとごめんなさい。

・・・・・・・・・・・だけど、まさかのリモコン式とは。恐るべき機械化の波。

でも、こんな自分もちょっと好きっていうのは言わないでおこう。
まぁ、改めて言うのもなんですが、か・な・り・の漫画馬鹿です。
どれくらい漫画馬鹿だと言うと・・・・どれくらい漫画馬鹿なんだろう?

正確に計算したことはないんだけど、だいたい毎月4~5万円は漫画に化けているような、いないような・・・・
あまり考えたくはないのだが、少なくとも毎月200冊以上は増えているような、増えていないような・・・

いかん、いかん。あまり考えないでおこう。

そんな漫画漬けの人生を送っていると、『あっ、あれ読まなきゃなぁ』『次こそはあれ買わなきゃなぁ』っつう漫画が山ほどある。
それどころか、購入後未読の本を置いておく専用の本棚まであったりする。

今回の作品はそんな漫画。
かなり前から、読みたいなぁと思っていたけど買っていなかった漫画。
荒川弘さんの「鋼の錬金術師」(スクエア・エニックス 全27巻)だ。

漫画が大好きでもいいじゃない!

これが、まぁ結論から言えば、かなりのドストライクっ!!
めちゃくちゃ面白かったっ!!

細かい内容は、これから読む人がもちろんいらっしゃるだろうか、当然ながら触れることはない。

だから、どうしてこの作品が自分にとって「ドストライク」なのかを書いていこう。(え?そんなの聞きたくない?まぁまぁ、そこはお気になさらず。)

俺がこの作品をどっぷり溺愛するようになった理由。
それは作中のある場面。その際の登場人物がとった行動にある。

そして、その登場人物とは・・・・・・・・・・・・・ヨキだっ!!

あれ?大丈夫?この漫画読んだことある人こけてない?「なんでやねんっ!」ってツッコミ入れてない?

いやぁ、このヨキって奴はね。ほんと小悪党のお手本みたいな奴なの。
それがひょんなことから主人公と行動を共にすることになるんですね。

そして最終決戦も間近。
もちろん小悪党らしく戦線離脱。
「やってられっかよ。へへっ。」ってなもんですよ。

そんな小悪党ヨキ。
このヨキがですね、仲間のピンチに戦場に戻ってくるんですよ。

「やってやったぞォーーー!!!ひゃはァーーー!!!」

このセンスの欠片もない台詞。
顔なんてひどいもんですよ。ボロボロ泣いてるし、鼻水は出てるし、手だってぶるぶる震えてる。

だけどね、だけど、俺・・・このシーンで号泣しちゃったんですよ。
本気で『ヨキみたいになりたい・・・』って、『かっこいい』って思っちゃったんですよ。

漫画(特にアクション漫画)に出てくる主人公達や主要なメンバー達はね、そりゃぁもう、みんな勇気があるんですよ。みんなカッコいい。

どれだけ敵が強大でも立ち向かう。
どれだけ苦境に立たされても必ず立ちあがる。

見てて憧れる。心が震える。自分もこうありたいと願う。
だけど・・・・だけどさ、現実の世界での自分は全然そんなのじゃない。
立ち向かう力、立ちあがる力なんてない。

だけど、ヨキは立ち向かった。立ちあがった。
闘う力も術もない小悪党なのに。
体中からありったけの勇気を振り絞って、恐怖と闘いながら。

「おまえらばっかにカッコつけさせてたまるかよォォ。私にもカッコつけさせろチクショー!!」

いやぁ、ひどいもんだよヨキさん。全然スマートじゃない。
だけど、カッコよかった!!ほんとにカッコよかったぜ。
そうだよな!主人公達ばっかりカッコつけさせるわけにいかないもんなっ!

独断だよ?偏見だよ?
ヨキが見せたもの、それこそが本当の『勇気』なんじゃないのかなぁ。

俺と同じで主役になれるわけもないヨキ。
だけど俺と違って『勇気』を振り絞ったヨキ。

これが見れただけでも、ほんとこの「鋼の錬金術師」は面白かった。
大好きな作品の1つになりました。。
よっし。書くかぁ。
一時はどうなるかと思ったこの物語も、なんとかここまでたどり着くことができました。

ちなみに、自分自身の確認のためにも、ここに至るまでの道程をば確認。

1回 あさきゆめみし余談
2回 月下の棋士余談
3回 徒然なるままに・・・
4回 自分が嫌いになるときありますか?
5回 男ってだいたい馬鹿ですから
6回 女の子はカッコいい!
7回 あの日確かに在ったもの(前編)

ま、まじで?7回目?すごいなぁ、これ。
ではでは。頑張って行きますか。

(は、は、箸が・・・・震える・・・・・)
ちょっと考えてみてよ。
好きな。女の子が。自分の為に。弁当を作ってくれて。一緒に。食べる。
この破壊力ときたら!!

情けない話だが、ほんとにこのときの俺は、もう何がなんだがよく分からなかった。
何を話していたのか、まったく覚えていない。
完全に舞い上がってしまった。

嬉しかったのかな?
お弁当は美味しかったのかな?
楽しく話はできていたのかな?

そんなこんなで・・・・気がつけば(記憶が鮮明になるのは)、バス停で仲良くバスを待つ2人。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、おいっ!!!

仲良く、帰ってどうすんだ!?
告白は?告白するんじゃないの!!??

ほんとこのとき、次のバスまで20分程時間があったのは、神様のご配慮としか思えない。
もしくは、さすがの神様も俺の不甲斐なさにイラッとしたのかもしれない。

生憎とバス停にはベンチとかがなかったから、周りを物色した俺は・・・

「え、Fちゃん。良かったら、ちょっとあそこで座ってバス待てへん?」

んでここ。

漫画が大好きでもいいじゃない!

馬鹿か?俺?
こんなとこに女の子座らせて、あまつさえ告白するつもりなのか??
ほんと、当時の俺はどんだけテンパってたんだろう。

話はちょっとそれるけど、この階段は今もなお在った(当り前か)。
だけど、だけどさ。
十数年前。
俺とFちゃんは、確かに、ここにいた。
ここにいたんだ。

デジカメを構えて、シャッターを押して。
そうですよ。はい。ちょっと泣きました。
だって、目を閉じれば、ウソみたいにあの時の風景が見えるんだもん。
白い手すりにもたれかかるように座る俺。
その横には、ちょこんとFちゃん。

デジカメでは写すことができないけど。
デジカメから目を離せばはっきりと浮かび上がる。

やっぱり俺は泣き虫なのかなぁ?
(平日の昼間に、階段を写してむせび泣くおっさんについては言及しないでくれ。お願いします。)

話を元に戻そう。
「うん。いいよ♪」

はぁ、Fちゃんはほんとに可愛いなぁ。「うん。」だって。「いいよ♪」だって。なかなかそんなこと言えないよなぁぁ。←馬鹿。

「え、Fちゃん。」
「?」
「俺は、結構いいかげんな人間やし、いつもふざけてるように見えるかもしれへん。」
「え!そうなん!?」
「・・・うん。実はそうやねん・・・って、ちゃうやんっ!って、いやいやちゃうことないやんっ!!」
「あはは。」
「だ、だけど・・・今から言うことは真剣やから、そのつもりで聞いてほしい。」
「・・・・・うん。・・・・わかった。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・ろ、ろんくん・・・ごめん。あかんわ。」

(え!な、な、なに!!まだ何も言ってないのに振られた!!??)
「心臓が、ばくばくしてしんどいわぁ。お願い。はよ言って。」

「うん。俺・・・Fちゃんのこと・・・・好きやねん。もし・・・・もし、良かったら、つ、付き合ってくれへん?」

「ありがとう。」
「私も。」
「ろんくんのことが。」
「好きやよ。」
「付き合って下さい。」

天にも昇る気持ちとはまさにこのこと。
その瞬間の俺は、多分浮いてた。5センチぐらい。昇天しかかってました。

今こうやって書いてみても、どの瞬間の俺を切り取っても情けない。
もし、この記事を読んで下さる女性の皆さん。罵ってやって下さい。
女の子に勇気をもらって告白を決意。
そして告白の瞬間まで女の子に引っ張ってもらうなんて。
告白の言葉もありきたり、っつうか、もちっと気の利いた事言えんかね、俺は?

ほんとにカッコ悪くて、情けない。
だけど、だけど、大事な大事な思い出です。

「いやぁ。あのときのろんくんは、正直待ち合わせの時から、『今日は告白します!』っていう決意にみなぎってたよ。」
「あの告白の瞬間まで、ずーっとドキドキしてたんやから」
「ほんとね。多分ろんくんは浮気できへんわぁ(笑)」
というのは、Fちゃんの後日談。

さらに後日談。
確かに1年のときにFちゃんには好きな男がいたらしい(しかも俺と同じクラブの奴!)。
だけど、俺といっしょに勉強を初めて、話が異常に合う俺にどんどん魅かれていったとのこと(エッヘン!)
そして、俺がAちゃんに告白されたことを、なんと知っていたらしい(結果は知らなかったらしいけど)。
だから、待ち合わせの場所に行くまでは、ほんとにどきどきしてたってさ。
で、俺を見て、安心したとのこと。
理由は上記のとおり。

2人で帰りのバスに乗った。
バスの中でもなんてことはない会話が続いた。
だけど、行きのバスの中で交わした会話とは違う。
恋人同士の会話。

駅にバスが到着。俺が先に降りる。
思いっきり勇気を振り絞って、後に続くFちゃんに手を出してみた。

Fちゃんは、俺の左手を握ってくれた。
そのまま手を繋いで、歩いて、電車に乗った。

そんな思い出話。
ほんとに長々となってしまったなぁ。
だけど、最後まで書き切ることができた。
ここまで読んで下さった方々に感謝。ほんとにありがとうございます。

大切な、大切な、思い出。
やはり思い出は、きらきらと、美しいものだなぁ。