■社長の独り言…第75回「将棋のはなし」(2021年4月14日) | ㈱日科技連出版社 社長、戸羽 節文 のブログ

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 最近、無料アプリでダウンロードした将棋ゲームで、暇を見つけては対局している。

 コンピュータ相手でも、勝てば素直に嬉しいし、負ければ悔しい。

 設定はレベル0、先手で、“待った”をかけまくっても、勝率は3割程度。

 下手である。

 

 将棋といえば、20代の頃、会社のKC先輩とよく指していたことを思い出す。

 昼休み、4階の屋上に通じる階段に二人で向かい合って座っては、ウンウン唸りながら指していた。

 勝率はこれも3割程度で、なかなか勝てない。

 

 当時、本の発送は別の会社に外注しており、当社の地下の倉庫に事務所があった。

 そこのYIさんは将棋のアマ4段の有段者で、KC先輩に勝ちたい一心で、事務所に入り浸っては指南していただいた。

 紹介された将棋の戦法の本も買ったし、ビデオも買って勉強した。

 しかしながら、将棋の定石がなかなか覚えきれず、一向に腕が上がらない。

 

 YIさんとは何度指しても勝てない。飛車角落ちのハンデをもらっても勝てなかった。

 ただ、1回だけ平手で勝ったことがあったが、今思うと、優しいYIさんはわざと負けてくれたのだと思う。

 

 YIさんの実践指導、本とビデオの猛勉強もむなしく、その後もKC先輩にはあまり勝てなかった。

 勝負に勝った時のKC先輩の「結構ですね~」という嬉しそうな声が今も蘇る。

 そのうち、将棋の熱も冷め、対局の数も減っていった。

 

 マイブームの将棋ゲームの前から、ケーブルテレビの将棋チャンネルは時々観ていた。

 しかし、なぜ投了となったのか、解説があるまでその後の手筋がさっぱりわからず、やはり将棋には暗いようだ。

 下手の横好き、そのものである。

 

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 (了)