おはようございます。
初春大歌舞伎、行ってきました。
歌舞伎座は、新年を寿ぐお祝いムードがあふれていました。
壽✨
壽✨
京人形 岡本祐治作 『御所人形 見立三番叟(みたてさんばそう)』✨
このほかにも、生け花など、おめでたい初春の飾りや展示でいっぱいでした。
では、夜の部の感想です。
チラシ。
一、『女暫(おんなしばらく)』
『暫(しばらく)』に女版があるのですね。
びっくりしたのは、最後の七之助さんの喋りが、玉三郎さんにそっくりだったことです。
筋書を見たら、やはり七之助さんは玉さまにお稽古つけてもらったとありました。
玉さまが若い世代にご自分の芸を伝えていこう、若い世代も受け継ごうとしているのが、ひしひしと感じられました。
ニ、鬼次拍子舞(おにじひょうしまい)
松緑さんと萬壽さんの所作事(踊り)。おめでたい踊りで衣装も華やかでした。印象に残っているのは、萬壽さんが途中扇を落としてしまって、でも、ささっと拾って無事に踊り続けたこと。松緑さんも何事もなかったかのようすでさすがだなと思いました。このようなハプニングって、ライブのお芝居ならではですよね。ミスしたときに落ち着いて冷静にリカバリーする、自分の生活でも見習いたいです。
三、女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
この日は、河内屋与兵衛は幸四郎さん、お吉は新悟さんでした。
新悟さんは、きちんとしたしっかり者のお吉でした。
幸四郎さんの与兵衛は、ダメダメなかんじはよく出ていたと思いますが、もうちょっと愛されるような可愛げ、みたいなのが欲しいかもしれない。
「与兵衛ってダメだなぁ」だけだと、観ていてちょっとつらいというか。
というのは、主人公与兵衛は、複雑な家庭環境で育って、愛されているのに素直になれない、グレていて素行不良、家では両親に反抗したり暴れたり、なんだかモダンな青年なのです。
多額の借金を抱えてて、家庭内暴力で家族を悲しませ、さらには近所の世話好きのお姉さんに金を無心して断られた挙句お姉さんを刺し殺してしまいます。これだけだと救いがなさすぎて寒々しいというか、やっぱり共感したい。そのためには、与兵衛に愛嬌というか憎めないところがもうちょっと感じられるといいな、と思いました。
この歌舞伎は、もとは江戸時代の人形浄瑠璃ですが、なんだか現代のホームドラマにもありそうな既視感があります。昨年秋に観た文楽の『女殺油地獄』では、このようなことは全く考えなかったので、生身の人間が演じると感じ方が違うのかなと思いました。
昨年秋に観た文楽の記事はこちらです。
仁左衛門さんの河内屋与兵衛の『女殺油地獄』
これは、すごいですよ!
孝太郎さんのお吉もいいです!
このDVDは買ってよかったです。
お読みいただきありがとうございました。
※追記
仁左衛門さんの与兵衛の『女殺油地獄』
シネマ歌舞伎予告編の動画を見つけたので貼っておきます💕









