『義経千本桜』、通しで観てきました。

第一部は11時開演、第二部とすすみ、第三部は21時30分ころ終了、長かったです。

でも、通しで観た価値はありました。

 

 

(すべてBプロでした)

第一部

鳥居前

渡海屋(とかいや)

大物浦(だいもつのうら)

 

第二部

木の実(このみ)

小金吾討死(こきんごうちじに)

すし屋

 

第三部

吉野山

川連法源館(かわつらほうげんやかた)

 

この内、わたしが初めて観たのは「渡海屋」と「大物浦」でした。

それ以外は、これまでにバラバラに観たことがあって、

もちろん、その時々で、感動があったのですが

(寿司桶に生首入れちゃうの?とか、狐忠信どこから出てきた?とか)、

 

今回通しで観たことによって、

ああ、こういうことなんだ、

って思えた大発見がありました。

 

それは、

『義経千本桜』の主人公は源義経ではない、

ということです。

 

(歌舞伎をご覧になるかたは、とうにご承知のことだと思います。

こんな素人のわたしを、「なんだ、そんなことかい?」と、

どうか笑って流してくださいませ。)

 

わたし、これまで

「義経千本桜」っていうけど、あと他にも義経が出てくる演目って、

義経はあまりしゃべらないし、どーんと座ってるだけでは?と思ってて・・・。

 

『義経千本桜』というと、思い浮かぶのは、

 

弁慶、静御前、狐忠信、

知盛、安徳帝の典侍の局、

小金吾、

いがみの権太、お里、・・・

 

これらのキャラクターです。

 

一方、義経の印象はうすい。

いや、もちろん、義経の存在感はしっかりあるのですが。←どっちだ?

 

今回通しで観て、やっとわかったのは、

『義経千本桜』は、

悲劇のヒーロー義経をめぐる人々(そして、狐)の群像劇だったのだ、

ということでした。

 

今回、仁左衛門さんの権太もよかったけど、

右近さんの狐忠信がすばらしかったです。

 

この狐忠信が、自分の親狐の皮で作られた鼓に親恋しさに泣きながら頬ずりするところ、

親を想う気持ちが人間より人間らしい。

それに心を動かされ涙する義経と静。

動物と人間の境い目がゆらぐイリュージョンを、またしても、たっぷりと味わいました。


「義経千本桜」をテーマに、お花が展示されていました。

 

 

 

 

上の写真のいけばなは、広山流家元の岡田広山さんの作品でした。

 

今回のお席は、仁左衛門さんの出演する第二部だけは1階花道脇を奮発しましたが

(仁左衛門さんと玉三郎さんのときは頑張って取ります!)、

 

第一部、第三部は3階正面、前から5~6列目の中央あたりのお席にしました。

舞台全体見えますし、花道、すっぽんあたりもきちんと見えます。

オペラグラスで、可愛い米吉さんのお里や静の表情もバッチリ見えました。

ただ、傾斜がきつく座席が前の席と近いので、

前のお席の背もたれを蹴っ飛ばさないように気を使いますね。

 
これは、歌舞伎座地下の木挽町広場のお弁当売り場に展示してある
江戸の幕の内弁当の再現です。
image

 

image

 

最後までお読みいただきありがとうございました。