先日開催された『モトジムカーナ・チャレンジカップ』にてC1クラス優勝、トップタイム比105.67%という出来過ぎの結果を残す事が出来ました。


マシンはハンドルポジションを小変更したくらいで特別は事はしておりませんでしたが、前回のダンロップ杯での反省を踏まえたある練習に取り組んでおりました。


基本に忠実に 

前回のダンロップ杯では第1HEATでクラス10位、第2HEATでクラス16位という結果。


個人的には0.2秒ほどはタイムアップしているのですが、他選手がそれ以上のタイムアップを果たしていた結果でもあります。


一般的にはやはり2度目の走行の方がタイムアップするのは通例ではあります。


個人的な主観では第1HEATはライン取りが膨らみ思うようにアクセルが開けられないまま終わった感覚で、第2HEATは積極的にラインを詰めてアクセルも開けられた感覚でしたが、ある270°セクションでの動画を比較してみたところ


第1HEAT


第2HEAT


明らかに第2HEATの方が出口で膨らんでいるガーン


ターンの基本は


『大きく入って小さく出る』


基本中の基本が無意識で出来ていない決定的瞬間ですえーん


このような結果をふまえて、今回は自分が思っていた詰めたライン取りと、主観に頼らない絶対的な結果(タイム)を見つめ直す練習に取り組みました。


  今さらの8の字GP、回転GP


8の字GPとは?



回転GPとは?


どちらもパイロンの間隔は同じで、ジムカーナの基礎練習として実施されている方も多く、また多くの動画も投稿されていて、中にはリザルトランキングが公表されているものも



というわけで、8の字GPはタイム計測すれば結果が他のライダーとすぐさま比較することができるため、コソ練にはもってこいの練習なのです。(これは回転GPも同様です)


ちなみに私の8の字ベストは28.4秒ほどですえーん


タイムもそうですが、今回はとくに8の字でのライン取りについては『思った位置にクリッピングポイントを合わせる』を意識しての練習でした。


8の字や回転は単品でこなす課題というより、コースの全体においてはあくまでもそのコースの一部であって、その前のコース取りやその後のコース取りによってクリッピングポイント(クリッピングポイントとは、コーナリングを行う場合のライン上で、コーナーの内側に最も寄るポイントのことで、コーナーを脱出する時の、アクセルを開放するベストなポジションのこと)を変えなければならないものであって、最終的にはいかに


『最短ルートを失速させずに通過できるか』


がタイムを削る理想であると考えます。


ですから、コーナーの立ち上がりで強い加速力を感じる時はコーナーの進入での失速が大きかったのが要因であったり、攻めたライン取りのつもりだったのが結果的にはクリッピングポイントにつくタイミングが単純に手前過ぎただけだったりするのであったり、、、


意外と良いタイムが出てる時の走りは、体感的には物足りないくらいの方が理にかなった走行が出来ている時であるのでは無いかと。


てな感じで、今回の大会前の練習では8の字や回転のライン取りを少し変化をさせつつタイム計測という感じで練習をしました。


そんなコソ練ができるのは教習所職員の特権です照れ

(それでも最近は近隣住民への苦情対策で練習時間は20分程度しか確保できませんが、、、)


今回のチャレンジカップにおいても第1HEATでは体感的には物足りなさだったり、思ったより大きくラインを取りすぎた感覚はありましたが、動画を確認したところ、ターンの出口では小さくまとまっていて各コーナーの失速も抑えられたのが良いタイムに繋がったのだと思います。(第2HEATがウェットだったのも幸運でした笑い泣き)


なんだかまとまりのない話になってしまいましたが、普段の練習においても練習会でのタイムアタックにおいても、目を▽▽にしてがむしゃらに走るだけではなく、目的や色々な試行錯誤があっての練習が今回の良い結果に繋がったのではとあらためて実感出来た大会でした。


つづく、、、