認知症の母が施設に入ってから1年半が経ちました。


入所する時は、これからどんどん認知症が進み、近い将来には私のことも忘れてしまうんだろうなぁと覚悟していました。


そんな心配はよそに1年半経った今でも、5分前の事は忘れてしまうが、私たち兄弟(母の子どもたち)のことはしっかりわかっていて、頻繁に電話で会話もできています。


そんな中、変わらず私を悩ませているのが母のお小遣いのこと。


入所したばかりの頃は、毎月 母が自分で銀行へ行き、決めた金額(5万円)をおろしていたんだけど、おろしたことを忘れるから何度でもおろしてしまい


そして沢山手元にあるはずのお金が消えるという不可解な事が続くので、通帳は私が預かり毎月現金を送る方法に変えました。



現金書留で送るお金の内訳(3万円)

1万円札 2枚

千円札 10枚


これで安心かと思いきや、約1週間で残りが2千円しかないと電話をかけてきた時は、唖然としたのは言うまでもありません。


母は認知症だけどレシートを見て家計簿をつける習慣があり、その1週間の間の買い物はお菓子やジュースなどで数千円程度。


施設に来る美容室もその時期利用しておらず、出かけた形跡もない。

(どこに出かけるにも外出届けを出すので確認済み)


母が使ったのかもしれないし

施設の部屋のどこかにしまっているのかもしれないし

真実はわからないんだけど、母は手持ちのお金が減ってくると、私に電話をかけまくり始めるのです。

「お金がなくなってきたから送ってほしい」と。


1日に10回以上の着信履歴

(仕事中は出られないのでね)


↑これね、かなりのストレスになります



それに、手持ちがなくなったからと言われてお金を送り続けたら破産します。

私のお金ではなく、母のお金ではありますが。


どうしたら良いものかと考えて、今実践しているのが、

10日ごとに1万円(千円札10枚)を送る です。


とりあえず、万札を送るのをやめました。



現金書留なので送料はかかりますが、お金が消えて電話攻撃されるよりましです。


1日 10日 20日 にお金が届くとなると、母も安心して待てるようですしね。

私から届いた現金書留の封筒とミニレターを大事に残しているようで、それを見ながら、ありがたいありがたいを繰り返していますニコニコ



この方法、手間はかかるけど、10日ごとに母とコミュニケーションが取れて良いのかなと思い始めました。

お金に添えるミニレターも可愛いものを選んだりして💕


母にとってはお金が届く嬉しい日が10日ごとにくるわけですしね。



なんちゃらペイなどのキャッシュレスを母が使えないかとも考えたけど、ハードルが高すぎるし


とにかく、これで使途不明金(お金が消える現象)がなくなることを祈るばかりです。