さやいんげんの思い出 | スコットランドは今日も曇り空

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気がついたら在英30年。今さら周りに言えない憂さをさらすブログ。

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インゲン豆の日って、
どういう由来、語呂合わせなんでしょうね?

めぼしい野菜みんなに、
それぞれの記念日があるのかしら?


爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑

 


インゲン豆🫛で
(英語じゃグリーンビーンズ)
頭に浮かぶのは、
スコットランドでの最初の職場。



全員含めてスタッフ5人という
こじんまりとしたオフィスで、
気のいいボスが
時々、みんなを連れて
レストランでお昼を振舞ってくれました。



写真は単なるイメージです。挿絵代わりね。



ある日、スコティッシュフレンチの
お店に連れて行ってもらった時の話です。


そのお店、フレンチを意識していたから、
メインの付け合わせ野菜は
自分でサイドディッシュから
選ぶメニューでした。


イモに茹でニンジン、冷凍グリーンピースの
三種の神器は影を潜めた
ちょいとポッシュなレストラン。
(とっくの昔に潰れましたが)


そこで28歳の
普段はバリバリ仕事ができる
経理の女の子が言い出した。


「アタシ、さやいんげんって
生まれから一度も食べたことないのよね〜?」





え?さやいんげんを食べた事が無い⁈

聞き間違えたかと、
あっけに取られている私の横で
周りは平然とメニューを眺めていました。


「あ、そう?」

「そう言えば私も無いかも?」

「じゃあ注文してみる?」とはボスの一言。

「別に良いです。アタシ、チップス、お願いします」

「こっちもチップスで」


誰も驚かないし、
突っ込みもしない。

振り返れば
これがイギリス庶民の食わず嫌い、
超保守的偏食にさらされた第一歩でしたね。

キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


 



30年以上前は、
ごく普通の話。

その後、一般のスーパーで
パクチョイや生椎茸が
入手できるまで
イギリスの市場🇬🇧は進化しましたが、 
庶民の意識は
どっこい、どっこいなんじゃないかなぁ?


(ちなみに私は、さやいんげんより
サヤエンドウの方が好きです。
給食で無理矢理さやいんげんを食べさせられた記憶があるので、
以来、優先順位が低い野菜になりました😅)