エディンバラへ行ってきました 後編 | スコットランドは今日も曇り空

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気がついたら在英30年。今さら周りに言えない憂さをさらすブログ。

さてエディンバラについた私は

まずロイヤルマイルをチェックしてみた。






礼拝式や

エリザベス女王の御遺体弔問が

行われるセント・ジャイルズ大聖堂です。



午前11時頃はこんな感じ。



バリヤーの最前列から三列目くらいまで、

バラバラと埋まっていました。



でも既に戦意喪失した私は

場所取りして

並んで待つ気も全く無し。



後から通りへのアクセスが

制限されて、

大聖堂の近くには

近づけなくなるのは

理解していたけどね。



もうね、今日のテーマを

エリザベス女王様の御遺体に

弔意を表すから、

単に敬意を表す、に

切り替えました!



とりあえず献花のお花を

買ったりして。






見づらいかも知れないけど

スコットランドの国花、アザミが

入っています。



マークス、グッジョブ!






別の、やはり並びたくない

お友達と落ち合って

腹ごしらえのランチにいきます😅






エリザベス女王様が好んだ飲みもの、

ジントニックで

女王様に乾杯を捧げます。






ロブスターロールで

エネルギーを充填した後は

葬列を見るために

ロイヤルマイルにもどりました。



予想通り、メインの道は封鎖。

でもエディンバラの地理には

明るいので

めげずに裏道から裏道へ。



最終的には

スナイパーのお兄さん方のお向かいの

スポットを確保しました。



怪しい日本人、チェックされているのかな?




多少、おちゃらけているのは

このブログを

ウイスキーを飲みながら

書いているからです。



少し真面目に戻ろう。



花花花花花



もちろん人混みの後ろなので

ちゃんとした写真は撮れませんでしたが、

肉眼ではキチンと

葬列を拝見することができました。



沿道に集まった人は

待っている間、

テキストを送ったり、

チャットをしていたり、

あるいはライブ配信を観ていたりと、


携帯、携帯、携帯のオンパレード!


結構、うるさかったです。






でも葬列が近づくと

あたり一体が完全に静まり返りました。



そして女王陛下の御遺体の車が

さしかかると、

畏怖に満ちた沈黙の帷が落ちました。


完全なる沈黙。


聞こえる音は

エディンバラ城から

打ち鳴らされる大砲の

鈍い響き。


その後を騎馬警官の蹄だけが

カッツ、カッツと

石畳みの通りに

規則正しくこだまする。



女王陛下の車は

エディンバラの伝統に従って、

ロイヤルアーチャーが

両脇を歩き、

お護りしていました。









それに徒歩で続くのは

チャールズ国王を始めとする

ロイヤルファミリー。


肩を落として歩くチャールズは

がっくりとした感じで

年を感じさせました。


決して若い国王では無い。


エリザベス女王が70代の時には

既に50年もの治世を

敷いていたことを思うと、

これからのチャールズ3世の前途は

容易いものではない。



アン王女は憂愁を漂わせた

凛としたお姿で歩いていました。



アンドリューは見逃した。

大聖堂の近くでアンドリュー関連の

トラブルがあったそうです。




葬列が通り過ぎた後は

教会に行きました。



エリザベス女王様が

礼拝に通われた地元の教会です。





この教会に献花して

お祈りを捧げてきました。








ちょうど同じ時間

少し離れた大聖堂では

礼拝式が執り行われていました。






大聖堂で御遺体の側に立ち、

敬意を表することは

できませんでしたが、


女王陛下が通われた

静かな教会で

祈りの時間を持てたことは、

とても満足です。



女王様の棺が

目の前を通り過ぎたとき

胸が揺さぶられ、

目が熱くなりました。



ずっと、ずっと長い間

イギリス🇬🇧と言えば

エリザベス女王様だった。


もう2度と、あのお姿が

見られないのかと思うと

ひしひしと悲しみが

迫ってきます。



エリザベス女王陛下の

御冥福をお祈りいたします。