6人はテーブルを囲む。そして、朝ごはんが始まる。
亜美が、早速爆弾発言をする。「なんか昨日の夜、変な夢を見たのよね…なんか、おぞましい夢」せつなの箸の動きが一瞬止まるが、すぐに元通りになる。美奈子も「なんか、あたしたちが殺される夢を見たんだよね、でも誰に殺されたのか分からないんだよね〜」とあっけらかんと言う。うさぎは飲みかけの味噌汁を吹き出す。まことは煮物の人参を箸から落とす。せつなは聞いていないふりをする。クインベリルは、みんなの様子を見ている。そして、敢えて言ってみる。「あたしが殺したんじゃない?」せつなはクインベリルを困惑の眼差しで見る。クインベリルはせつなに流し目をする。
「朝から怖いなぁ!」うさぎが言う。「そうそう、朝は明るく行かなくちゃ!」まことが後に続く。美奈子は「ごめんごめん」と言いつつも、「なんか昨夜、一瞬騒がしかったよね?うさぎのイビキ?」とさらに突っ込む。「そうだよ!あたしがイビキかいてたの!」とうさぎが答える。クインベリルは心の中で、「うさぎ、ありがとう」と呟く。
やがて、皆が出発する時間になる。美奈子は相変わらずピンヒールを履いて、ダッシュしていく。その後を5人は歩いていく。「クインベリル、今朝あまりご飯食べてなかったわね。途中でお腹空かない?大丈夫?」とせつながクインベリルに声をかける。クインベリルは笑いながら、「大丈夫!お腹なりそうになったら、お腹を押さえるから」と答える。まことが「あたしもよくそれやるよ」と会話に混じる。うさぎはほんのりと、昨晩の悪の女王の姿に戻ったクインベリルを思い出していた。「すごい迫力だったな…力も相当あるし、あたしたちは時代を越えても越えてもクインベリルに殺されてきた…クインベリルはあたしたちを1人ずつ殺していくときに、恐ろしい目をしながらも口元は笑いながら私たちを弄びながら殺していった…私たちの血と肉を求めて…」「うさぎ?」「あ!クインベリル、どうしたの?」「静かだったから声を掛けてみたの」「なんだ、びっくりした」せつなはうさぎの考えていたことを、ほとんど正確に想像していた。