2026年10月 1日 (木)

イラクはまだ主権国家ではない

2026年9月30日
Moon of Alabama


 20年以上もの間、混乱させてきた米軍が、とうとうイラクを撤退した。  

バグダッドとワシントンの合意に基づき最後の米軍部隊がイラク北部の空軍基地から撤退した。
 …
 米軍の任務終了をイラクの国力と主権の増大を示すものとしてバグダッドは喧伝した。

 米軍撤退はイラン系集団からも歓迎されたが、一部のイラク人、特にクルド人地域では懸念が広がった。クルド人地域では、米軍撤退によって勢いづいた可能性があるISの復活や、イラン系集団による攻撃の増加を多くの人が恐れている。

 一方、バグダッド政府が武装解除を試みてきたものの、今のところほとんど成果を上げていないイラク民兵組織の将来について疑問が残り続けている。

 この動きは象徴的意味合いに過ぎない。イラクの主権は依然疑わしい。

 イラク北部に潜伏するクルド抵抗勢力を掃討するためとされるトルコ軍は依然クルド人地域に駐留している。

 イランと連携する民兵組織は依然武装しており、中にはイランの戦争を積極的に支援している組織もある。これはイラクの利益にはなるものの、アメリカ、サウジアラビア、イスラエル戦闘機の攻撃標的になる。

 イラクには防空能力がない。国境を守る能力もまだ備えていない。

 だが、
最も重要なのは、自らの財源を管理できないことだ。  

イラクが石油代金の支払いに使用するアメリカ内の銀行口座を通じて、ワシントンはイラクが稼ぐドルの物理的移送を管理しており、今年一時的にその流れを停止した後、その権限を行使する意思があることを示している。

イラクはこれらの問題を解決するための計画が必要だ。イラクで石油を採掘または購入する企業は、バグダッドに直接支払うことを義務付けられるべきだ。もしアメリカの圧力によってそれが拒否されるのなら、中国企業にその役割を担わせるべきだ。

 イラクが正規の国家になるには、軍事力のさらなる再建が必要だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/09/iraq-is-not-yet-sovereign.html

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 孫崎享氏メール・マガジン記事を再び貼り付ける。  

WP「米軍、イラクから撤退 勢力均衡はイランへ移行。数十年の紛争は退役軍人ケアやシリアでの作戦費用を含め、米国の納税者に2兆8000億ドル以上の負担。イランは長年、イラク不安定中下、政府内に友好的な人物を送り、テヘランの影響力を拡大する民兵組織に武器を供与。
 
イラクはまだ主権国家ではない: マスコミに載らない海外記事