ロシア共産党指導者のジュガーノフ氏は、政府の政策が変わらなければ1917年の革命のような事態が起こる、と警告
<記事原文 寺島先生推薦>
Communist Party Leader Zyuganov warns of a 1917 style revolution if government policies do not change
筆者:ギルバート・ドクトロウ(Gilbert Doctorow )
出典:自身のSubstack 2026年4月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>2026年4月26日
ロシアには野党が存在しない、と未だに考えている人は、考え直していただきたい!ロシア国民の80%がプーチン大統領を熱烈に支持している、という公式統計を信じている人も、考え直していただきたい!
昨日4月22日、ウラジーミル・レーニン生誕記念日に、冷静沈着で穏健な政治家として知られるロシア共産党のゲンナジー・ジュガーノフ氏は、国家院で演説し、現代ロシアにおいて1917年の革命の展開が繰り返される可能性がある、と警告した。「財政的、経済的、その他の対策を迅速に講じなければ、秋までには1917年に起こったような事態がわが国を待ち受けているでしょう」と。
これらの言葉はロシアのソーシャルネットワーク上で大きな論争を巻き起こし、同党は後に彼の警告をより明確に定義した文書を発表した。「もし根本的な方向転換をしなければ、秋には1917年2月に起こったような事態が起こるかもしれない」と。
1917年のロシアの二つの革命についてよく知らない人のために説明すると、最初の革命は2月に起こったクーデター(武力政変)であり、ロシア軍の司令官と中道自由主義政党の主要政治家たちが皇帝の退位を強要したものだった。現代の用語を使えば、指導者層による「宮廷革命」だった。
ジューガノフ氏は当初、金融・経済改革を提唱した、と報じられていた。これは一体どういうことだろうか?もちろん、ナビウリナ総裁を解任し、中央銀行の異常に高い金利を中小企業が負担できる水準まで引き下げる必要がある、という意味だ。
しかし、私がここ数日述べているように、プーチン大統領がインフレ対策として支持しているナビウリナ金利は、プーチン政権が消費経済を抑制し、戦争経済を補助するための隠れた手段であり、問題はプライムレート(最優遇貸出金利)*だけにとどまらない。これは、数年後のヨーロッパとの戦争に備えているロシアの現在の外交政策、そしてオリガルヒ(財閥)の利益のためにウクライナとの戦争を不条理なほど長引かせている軍事政策と密接に関係している。
*銀行が信用力の高い優良企業へ資金を貸し出す際に適用する、最も優遇された金利のこと
ロシアの指導者層の外交政策を担う人々は、今すぐ戦争を終わらせたい、と考えている。彼らはプーチン大統領から何の満足も得られていない。そして今、ジュガーノフ氏はロシア議会で、ロシア国内の有力政治家たちがこれまで言ってきたことを口にしている。「もう十分だ。今すぐウクライナ政府を終わらせる時だ」と。
今日あったことだが、ロシア政府が英国のハリー王子にキエフを自由に訪問することを許しているのは、まさに火に油を注ぐようなものだ。西側報道機関がロシアの戦争努力を嘲笑するネタを提供するようなこんな観光旅行を阻止しようと、なぜロシアは鉄道を爆撃しないのだろうか。
©ギルバート・ドクトロウ、2026年
ベルギーを拠点として活動する米独立系国際政治アナリストのギルバート・ドクトロウ氏 コロンビア大学でロシア史の博士号を取得し、ロシア語も流暢に話します
