2026年3月24日 (火)
死のカルト集団との最終戦争に向かうイラン

ペペ・エスコバル
2026年3月19日
Strategic Culture Foundation
綿密に計画された避けられない構造的麻痺が既に始まっている。
イランのサウス・パルス・ガス田(世界最大のガス田)攻撃は究極のエスカレーションだ。
トレードマークの「トルース・ソーシャル」トランプのサイトでネオ・カリギュラトランプは臆病な叫び声を上げながら、西アジアの死のカルト集団イスラエルに責任を押し付け、自らの責任を免れようと必死になっている。イスラエルが「怒りから」サウスパルスを攻撃し、アメリカは「この特定攻撃について何も知らなかった」と彼は主張している。カタールは「いかなる形でも関与していない」とし、イランは「誤った情報に基づいて」報復としてカタールのLNG施設を攻撃したとしている。
それだけか? それなら踊り続けようか?
いや、そうではない。むしろ、死のカルト集団がアメリカ公然のシオニスト・メディアを利用して、全てを共同作戦として仕立て上げたのだ。混沌と略奪の帝国を傲慢な泥沼に更に深く引きずり込み、壊滅的結果をもたらす全面的エネルギー戦争に巻き込み、湾岸の石油君主国を100%イランに敵対させた(イランに対し、既に彼ら、特にサウジアラビア、UAE、カタールは反対運動を展開していた)。
ネオ・カリギュラは好きなだけ自慢すればいい。だがテヘランに「圧力をかける」手段として、これほど機密性が高く大規模な作戦を実行するには、中央軍の深い関与と大統領の承認が必要なのは明らかだ。
つまり、この特権的シナリオは、ワシントンが自らの外交政策の統制を失うことを改めて示唆している。そもそも外交政策が存在していたと仮定すればの話だが。
チェス盤を読む彼らの能力欠如が何度も証明されてきた関係者全員、テヘランが貴重なエネルギー安全保障への攻撃を受けた後、屈服するだろうと信じざるを得なかった。
予想通り、イランの反応は全く逆で、徹底的なエスカレーションだった。反撃の標的リストは瞬く間に公表され、リストは文字通り実行されるだろう。まずカタールのラス・ラファン製油所から攻撃を開始する。
LNGトレインに注目!
ネオ・カリギュラトランプは、制御不能な「トータル・デスペレーション」という死のカルト集団から距離を置こうとしている、あるいはテヘランへの出口を示唆している、と考えるのは魅力的だ。同時に、サウス・パルスを破壊することは破滅的な結果を招くと認めつつも、「サウス・パルスを大規模に爆破する」と宣言している(支離滅裂で誇大妄想的うぬぼれ屋ギャングに筋の通った発言を期待してはいけない)。
サウス・パルスでの悲劇において、最も重要なのはLNG輸送トレインだ。
「トレイン」とは、天然ガスを処理、精製し、LNGに変換するために設計された構成要素の集合体である。天然ガスを処理・液化する工業プロセスで使用される機器(コンプレッサー・トレイン)が順番に配置されていることから「トレイン」という名称が付けられている。
ラスラファンにある巨大製油所におけるカタール2プロジェクトは、千代田化工建設と日英合弁企業テクニップが調整役を務めた。世界最大のLNG輸送トレインを構成する4号機と5号機も同様だ。
これらトレインは、カタール・ガス、エクソンモービル、シェル、コノコフィリップスにより運営されている。事実上、これらはアメリカおよび西側諸国と関係のある施設で、したがってイランにとって正当な攻撃目標となる。
世界にトレインはわずか14本しか存在しない。そして、西洋の「文明」すべてがそれらに依存していると言って過言ではない。1本のトレインを交換するのに10年から15年もかかる。この14本のトレインは全て、イランの弾道ミサイルと極超音速ミサイルの射程内にある。少なくとも1本は、イランの反撃によりした。それほどまでに事態は深刻だ。
初めての西アジア・ハイテク総力戦
イランがホルムズ海峡に関して定めた新たな規則によってエプスタイン・シンジケートが完全に狂気に陥った後、サウス・パルスでの事態の悪化は避けられなかった。
海峡を閉鎖させたのは、イランのドローンと弾道ミサイルの組み合わせによる防衛力よりも、西側諸国の保険に対する過剰な警戒心だった。その後、海峡は中国、バングラデシュなど交渉に参加した他の国々、そして米国大使を追放する湾岸諸国に対して開かれているとイラン革命防衛隊が発表した。
そしてついに、新たな規則が施行された。仕組みはこうだ。
- 貨物が石油元建てで取引された場合、無料通行が受けられる可能性がある
- 。
- 通行料を支払わなければならない。
- そうして初めて、イラン領海内、ゲシュム島付近を航行でき、海峡中央は横断できない。
イランのアラグチ外相は「戦争が終わったら、ホルムズ海峡のための新たな仕組みを設計する。敵にこの水路を使わせるつもりはない」と明言した。今後何が起ころうとも、ホルムズ海峡はイランが管理する恒久拠点になる。
私が数年前にイランでお会いする機会に恵まれたフアド・アザディ教授は、既に海峡を通過する船舶に10%の通行料を課すと発表した。これにより年間730億ドルもの収入が見込まれ、戦争による損害や米国の制裁を補うには十分すぎるほどの額になるだろう。
既にイランは事実上「西アジア初のハイテク総力戦」と呼べる状態に深く入っている。
イランのアナリストが定義する戦略的観点から言えば、それは実に魅力的な新しい用語の宝庫を意味する。
まず、極めて集中的な外科的消耗戦略全体に適用されている「大収縮」から見ていこう。この収縮の標的は、イスラエル国防軍(IDF)から、イスラエル市民社会の根幹を崩壊させることへと変わった。
そして、マッハ16のシールドブレーカーがある。その技術的代表は、ホラムシャール-4とファッタ-2ミサイルで、これらは最終速度マッハ16に達し、秒速5.5キロで飛行する。
翻訳:敵コンピューターが迎撃ベクトルを計算する間に、ミサイル弾頭(巨大な1トンの弾頭)は既に着弾しており、ゼロサム防衛パラドックスが生じている。イスラエルは何百万ドルも費やして100%失敗する迎撃を試みる一方、イランはほんのわずかな費用で確実に命中させる。
次は「四つの生命器官教義」だ。
イスラエルの900万人の国民は、僅か二つの主要深水港のおかげでかろうじて生き延びている。そのため、テヘランは構造的麻痺モードに移行し、4つの「死のポイント」に組織的に焦点を絞っている。これらポイントは、イスラエルのインフラが極めて集中している地点で、これらが遮断されれば、イスラエルは暗く、渇きと飢餓に苦しむ檻へと変貌する。
四つの重要臓器とは、
水の決定的不足(イスラエル飲料水85%の5つの海水淡水化プラントで破壊する)、
停電プロトコル(国家送電網の中心にあるオロット・ラビン発電所を攻撃する)、
食料包囲(イスラエルが必要とする小麦の85%の輸入に不可欠なハイファ港とアシュドッド港を攻撃する)、
エネルギー破壊(イスラエル唯一の精製石油供給源で、サウスパルス攻撃後さらに重要な標的となったハイファ製油所に焦点を当てる)だ。
構造的麻痺。綿密に計画された。避けられない。既に始まっている。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/03/19/iran-moves-to-total-war-against-the-death-cult/