Rael Maitreya

 

Nobby Raelian

動画訳

 

 

立入禁止区域:3か国が米空軍に対して領空を閉鎖/米国防総省は盲目に

 

 三つの国家が同時に、「もはや米国の航空機は自国の主権的領空に歓迎されない」と決断したとき、何が起こるのでしょうか?

 

七十年にわたって疑う余地のなかった米国の支配に、彼らが突如として終止符を打ったとき、何が起きるのでしょうか? 

 

本日8時47分、ベネズエラ国防相ウラジーミル・パドリーノ=ロペスは、8時47分付の政令を公布しました。その即時の結果として、ベネズエラの領空は、あらゆる米国の軍用機および偵察機に対して閉鎖されました。 

 

それから18時間も経たないうちに、キューバが同様の決定を下し、続いてイランが、ベネズエラ沿岸沖の国際水域に4隻の軍艦を展開すると発表しました。これは偶然ではなく、暦の巡り合わせでもありません。

 

1952年以来、米国が当然視してきた監視ルートを遮断するために設計された、軍事的な同期行動でした。 

近代史上初めて、三つの国家が同時に高度な防空体制を稼働させるのを私たちは目にしています。重要地域における米国の航空優勢そのものを狙う、高度に洗練されたシステムです。

 

 2001年に中国が米国の偵察機を着陸させた事例、

 

2013年にボリビアがモラレス大統領の搭乗機を巡って起きた事件はありましたが、

 

三か国が同時に行動し、最先端の技術支援まで伴う例は見たことがありません。今まさに成し遂げられたことの規模は、目眩がするほどです。 

 

ベネズエラは、ロシア製S-300VM地対空ミサイル12基を、6つの戦略拠点に配備しました。各システムは、最大200kmの距離で同時に100の目標を追尾できます。 

 

キューバは、米国のステルス機を400km先で探知可能な、ロシア製レゾナンス・レーダー4基を稼働させました。 

 

イランは独自の防空システムであるバヴァル373を展開しており、その能力はロシアのS-400に匹敵します。 

 

これら三か国は一体となり、接近阻止のバブルを形成しました。500万平方キロメートルに及ぶ戦略的空域が、いまや完全に封鎖されています。

 

これは、何世代にもわたり国防総省を導いてきた前提条件の終焉です。米国の航空機が戦略目標の近傍で自由に行動できるという考えは、いま崩れ落ちたのです。 

 

この状況は突然生まれたものではありません。それは、数十年にわたる体系的な領空侵犯の積み重ねの結果です。 

 

1962年のキューバ危機を思い出してください。米国のU-2偵察機は、400回以上の無断飛行を行い、1機は撃墜されましたが、米国は一度も謝罪しませんでした。 

 

1988年には、米国海軍がイラン航空655便という民間機を撃墜し、乗客290人、そのうち66人が子どもでしたが命を失いました。それでも米国艦船の艦長は、その「功績」に対して勲章を授与されたのです。

 

メッセージは明白でした。アメリカは説明責任を負わない、ということです。 ベネズエラでは、対麻薬戦争が隠れ蓑として使われてきました。2008年、米南方軍は、少なくとも17回、法的許可のないままベネズエラ領空上空で偵察ドローンを飛行させ、軍事基地を監視していたことを認めています。 

 

転機は2011年に訪れました。イランが、米国のRQ-170センチネル無人機をほぼ無傷で捕獲したのです。米国は返還を要求しましたが、イランはこれを拒否し、テレビで公開したうえでリバースエンジニアリングを行いました。そこから誕生したのがシャヘド171であり、イランはこのステルス無人機を現在、ロシア、ベネズエラ、キューバへと輸出しています。 今日の能力は、まさに量子的飛躍と言える水準です。ベネズエラは100km先の目標を攻撃可能であり、キューバは新型レーダーによって、かつてない距離まで監視できます。そしてイランは、自国の技術的完全自立を証明しました。 

 

ワシントンでは、混乱が極まっています。国防総省は24時間以内に2度の緊急会合を招集し、戦争を引き起こさずに監視を回復するための軍事的選択肢を検討しましたが、すべて却下されました。 高度を上げる案は無意味でした。ベネズエラのロシア製レーダーは、高度50kmまで追尾可能です。衛星を増やす案は高すぎます。1回の打ち上げに3億ドル(約450億円)を要し、しかも軌道は予測可能です。空母から航空機を発進させる案も不可能でした。イランが、報復としてホルムズ海峡を封鎖すると警告したからです。 これは、協調された抵抗の完璧な実演です。複数の圧力点を生み出し、米国の計画立案者を麻痺させています。外交的試みさえも失敗しました。アントニー・ブリンケン国務長官は、領空再開と引き換えに一部の石油制裁解除を提案しましたが、ベネズエラの回答は2時間以内に返ってきました。ベネズエラは、市場へのアクセスと引き換えに領土主権を交渉しない、というものでした。

 

アメリカは、もはや服従を金で買えないという現実に直面しています。 

 

戦略的パラドックスは残酷です。この三か国は、いずれも重要なルートを掌握しています。

 

ベネズエラは麻薬ルート、

 

キューバは米国の海上貿易の40%が通過するフロリダ海峡、

 

イランは世界の石油の大動脈であるホルムズ海峡を支配しています。 

 

財政的影響は即座に現れました

 

ベネズエラ上空での監視を失うことで、南方軍は年間7億ドル(約1,050億円)の追加費用を負担することになります。各任務では、封鎖空域を迂回するため、燃料消費が43%増加します。

 

 そして米国は孤立しています

 

コロンビアは、近隣国を偵察するための基地受け入れを拒否しました。

 

ブラジルは、それを憲法で禁じています。

 

米州機構におけるベネズエラ非難決議も失敗し、18か国が米国に反対票を投じました。 さらに悪いことに、二次制裁の脅しはもはや機能していません。ロシアと中国は警告を無視し、これら三か国との間で総額40億ドル(約6,000億円)の新たな兵器契約を発表しました。 

 

この事態は、国際関係論の理論によって非常によく説明できます。超大国が軍事的関与を過度に拡張すると、脆弱性を生み出します。米国は、欧州、アジア、中東に深く関与しており、自国の半球に戦力を集中させれば、世界の他地域を放棄せざるを得ません。これは、ケネス・ウォルツが「均衡化」と呼んだ現象です。 

 

ベネズエラ、キューバ、イランは、同じイデオロギーを持っているわけではありません。しかし、彼らは共通の実存的脅威を抱えています。ゆえに、協調することは合理的な生存戦略なのです。 

 

米国の力を支えてきた二つの柱が、いま崩れ去りました

 

 第一の柱は、グローバル監視です。それは、自由な領空アクセスに依存していましたが、200km先で非ステルス機を撃墜できるミサイルが存在する以上、その時代は終わりました。全航空機をステルス機に置き換えるには、天文学的な費用がかかります。 

 

第二の柱は、存在による抑止です。これらの国々が、報復なしにアメリカを盲目にできると証明すれば、恐怖は消え去ります。 

 

すでに連鎖効果は始まっています。

 

アルジェリアはS-400を交渉中であり、

パキスタンは中国製HQ-9に目を向け、

ニカラグアはロシア製パンツィリを求めています。

 

各国は、ベネズエラ型の戦略を模倣し、接近阻止技術を購入し、協調すればよいと理解し始めています。 これは根本的な変化です。中規模国家は、立入禁止区域:3か国が米空軍に対して領空を閉鎖と移行しつつあるのです。

 

フランス語の短い動画

 https://facebook.com/reel/1440405774422580