「マイトレーヤ」
~その教えの神髄~
マイトレーヤ・ラエル著
第6章 生きることに意味を見いだす
素早さ
「ゆっくりして何も言わないよりは、素早くすべてを言い尽つ くした方が良いの です」 ラエル
英知に関して、英知と意識を持つためには、ゆっくりとしていなければならないのか? という質問をよく受けます。そういう質問をする人たちは、あぐらをかいてゆっくりと喋しゃべ り、集中しているフリさえしていれば、知性的なのだ という先入観を持っています。確かに、偽にせ の預言者たちによる偽にせ の英知に関しては、それが当てはまるかもしれません。
「 き ょ う だ い た ち よ 、 て ん は あ な た が た と と も に あ り ま す 」と、時間だけは過ぎ去ってしまいますが。
知性と意識は、伝達する情報の素早さと、情報の質によって向上します。み なさんができるだけ多くのことを知るために、私自身はとても速く喋しゃべ り、情報 を最大限に、できるだけ速く伝える努力をするのが好きです。
大したことでもないことをゆっくりと喋ることもできるし、大切なことをと ても速く喋ることもできます。
何時間も内容のないことを喋しゃべり続けられるというのは、政治家たちの驚異的な才能です。それについては芸術的とさえ思えます。しかし、その政治家たち のお喋しゃべ りは、とても難しいスポーツをやっているとしか思えません。
政治家たちはどこの国でも同じです。たくさん喋りはしますが、何も言って はいないのです。それで時計を見ると1時間は経た っているのです。自分は1時 間も聞いていたのか? それとも眠っていたのか? というあり様です。彼らの ことを英知ある人たちだとは言えますか? 歴史はそうではないということを証 明していますが。
私は、あらゆることをごく短時間で言うほうが、大したことでもないのを長 時間喋しゃべ り続けることよりも好きですが、そのことで私が賢者ではないと思われ るとしたら、それはそれで仕方のないことです。でも、少なくとも私はみなさ んに、知識を素早く伝えることはできたわけです。
どうぞみなさんも、他の人が理解できて、ちゃんと聞こえる状態を保ちつつ、 素早く考え、素早く喋る訓練をしてください。情報を、できるだけ素早く人に 伝える訓練をしてください。
さらに、素早く動く訓練もです。それは、確かに暑いときは難しいかもしれ ませんが、速く動けば動くほど、速く仕事をすればするほど、私たちは効率的 になります。
素早さを高めてください。英知の面でも素早くあってください。瞑想におい ても素早くやってください。そうなのです。瞑想をする時もです。驚きました か?「瞑想する時はこういう姿勢でやってください」などと言いますが、それ は初心者の場合です。およそ20分かけて瞑想をすることになっていますが、確 かに瞑想を学び始める最初のころはその通りです。でも、実際は10秒でもできるのです。集中するならば、10秒で20分やったのと同じ効果が得られます。
さらに言えば、インドの人が「サバリ」と呼んでいる状態、つまり、喋しゃべ りな がらでも瞑想状態でいることができます。私も今、みなさんに話をしながら瞑 想しています。これは訓練の問題であって、訓練がすべてなのです。
仕事をしていても、ずっと瞑想状態でいることができます。セックスをして いるときも、あるいはトイレに行くときも、どんな時でもです。つまり、自分の生活を区切って考えるべきではないのです。今、私は話をしながら瞑想して います。
様々なことを同時にやってください。そして、複数の作業を同時にこなすこ とに慣れてください。これによって、あなたの脳が強化されます。
出版社:無限堂
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