Nobby Raelian

動画訳

 

『創造の喜びは、どんな痛みも消し去ることができる』
 
~ナワル・エル・サアダウィ博士/エジプトの著名なフェミニスト作家・医師・活動家
 
YouTubeでフル動画をご覧いただけます: “NYU-SCPS McGhee Event: 『Creativity, Dissidence, and Women』 - Dr. Nawal El Saadawi”にて 
 
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「人々は私に尋ねます。
 
『とてもつらい人生を送ったと聞きました。刑務所にも入れられ、亡命もし、三人のご主人とも離婚もされました。それなのに、なぜそんなに幸せそうなのですか?』と。
 
私は幸せそうに見えるのでしょう。ええ、私は幸せな人間です。その幸せはどこから来るのかといえば、それは創造から来るのです。 
サダト政権下で私は三か月間刑務所に入れられました。
私たちは紙もペンも持つことを許されませんでした。
売春婦や麻薬の売人や殺人犯たちは、テレビも紙もペンも何でも持っていたのに、
政治犯だけは書くことを禁じられていました。
 
看守は毎日私の独房に来て、『もし紙やペンを見つけたら、それは銃を見つけるよりも危険だ』と言いました。それで私は、その時から紙とペンを必ず手に入れようと決めたのです。 
 
パンを運んでくれる看守を手伝っていた売春婦がいました。実は彼女は私の著書『ゼロ地点の女』(原題 Woman at Point Zero)を読んでいて、私のことを気に入ってくれていました。そこで私は彼女に『紙とペンを持ってきてくれない?』と頼みました。書く必要があったからです。すると彼女は『いいわ』と言い、翌日、トイレットペーパーのロールと自分の眉ペンを持ってきてくれました。 
 
それからの三か月、夜に看守が家へ帰ったあと、私はトイレットペーパーのロールと小さな眉ペンを使って回想録を書き続けました。こうして私は『女子刑務所からの回想録』を書き綴ったのです。
 
創造する喜び、書く喜びのおかげで、私は刑務所にいることを感じませんでした
とても幸せで、踊ったり冗談を言ったりして、まるで刑務所ではないかのように過ごしていたのです。 
だからこそ、創造の喜びはどんな痛みも消し去ることができるのです
私は書き続ける限り、書く力や自己表現できる力を持ち続ける限り、幸せでいられるのです。
そして皆さんもご存知でしょう。自分を表現できたとき、人は幸せだと感じるのです。それこそが幸福なのです。」 
 
英語の短い動画