「 マイトレーヤ」
~その教えの神髄~
マイトレーヤ・ラエル著
第2章 幸 せ
自分自身でいる権利
他人を説得しようとして、エネルギーを無駄にはしないでください。しかし 他人があなたを変えようとしたら、決してそれに屈くっ してはなりません。なぜな ら、あなたという人は、世界中にたったひとりしかいないからです。
次の一節は、私がとても気に入っているので、自分でもよく繰り返して言う ことです。
「私は、今日まで、世界を変えてやろうと一所懸命にやってきた。でもこれからは、世界が私を変えさせないように頑張がんば るぞ!」
これはとても大切なことです。人は他人を変えたりする権利はありませんが、 その他人にもまた、頼たの んでもいないのに私たちを変えようとする権利はないの です。
あなたが幸せであって欲しいと思います。もし、私と一 緒にいて幸せである なら、それは結構です。もし、あなたがどこか他のところで幸せであるなら、 それもいいです。なぜなら、私といて不幸であるよりも、どこか他のところで 幸せでいてくれた方がいいからです。
「他人を変えなければならない」などとは、私は一度も言ったことがありませ ん。一度も!です。だからあなたも、自分自身でいる権利を守って、他人にあなたのことを変えさせてはなりません。
自分の考えを守ってください。テレビの討論会などでジャーナリストが、よ くこういうふうに質問しているのを見たことはありませんか?
「──に関して、どのように考えるべきでしょうか?」
これこそ、政治的・社会的・宗教的に正しいとされることだけを考えるよう に、思想統制を受けた大人たちで構成される社会というものを、よく代表して いる言葉です。
この場合は、 「──に関して、どのように考えることができるでしょうか?」 と言わなくてはいけません。このように質問すれば、様々な意見への扉とびら が開 かれます。そこでは意見の交流が許され、お互たが いの意見を聞くということにも なり、そして合意も得られやすいのです。
「どのように考えるべきか?」は、意見の対立を生んだり、苦しみが生まれた り、反乱が起きたり、人類に対する犯罪を生み出したりします。
「どのように考えることができるか?」は、様々な意見や、可能な限りの選択 を許し、よく考えることを促うなが します。
出版社:無限堂
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