Rael Maitreya
Nobby Raelian
訳
中国、世界初のジェット燃料エンジンによるマッハ16到達実験に成功
中国の科学者チーム、航空機の速度をマッハ16(時速約20,000km)まで押し上げる可能性のある、ジェット燃料を動力源とする斜流爆轟エンジン(ODE)のテストに成功しました。
超高速で苦戦する従来のスクラムジェットとは異なり、このエンジンは衝撃波を利用して燃料に瞬時に点火するため、かさばる燃焼室が不要になります。
北京のJF-12ショックトンネルでテストされたこのエンジンは、標準的なRP-3ジェット燃料で作動し、スクラムジェットの1,000倍の燃焼速度を達成。エンジン内部に5mmの小さな凹凸を設けることで、自立的な「デトネーション・ダイヤモンド」を形成し、マイクロ秒単位での効率的な燃料燃焼を可能にしました。燃焼器を短く設計することで、航空機の重量を減らし、飛行距離を伸ばすことができるため、極超音速旅客機や軍事用途の有力な候補となります。
中国は2030年までにマッハ16の航空機を開発することを目指しており、上海からロサンゼルスまでわずか30分で飛行できる可能性があります。
しかし、実用化までには燃料効率を改善し、燃焼副産物の理解を深める必要があります。極超音速技術の世界的な競争が過熱する中、この画期的な技術は将来の航空宇宙と防衛能力のバランスを変えるかもしれません。