トランプ大統領「希少鉱物を渡せ、そうすればウクライナを支援するぞ」

<記事原文 寺島先生推薦>
Trump demands rare-earth metals from Ukraine ? RT World News
その代わりに、米国はロシアとの紛争においてウクライナに支援を提供し続けるつもりだ。
出典:RT 2025年2月3日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2025年2月9日

3141-1.jpg
© ゲッティイメージズ/イゴール・ボンダレンコ

ドナルド・トランプ米大統領は月曜日(2月3日)、ウクライナが米国の援助を今後も受けたいのであれば、米国に希土類鉱物を供給しなければならない、と記者団に語った。同大統領は、ウクライナは米国と新たな協定を結ぶ必要があると付け加え、これを米国に対する「保証」と呼んだ。

2024年の世界経済フォーラムの報告書によると、ウクライナは「防衛や最先端技術、グリーンエネルギー産業にとって「不可欠」となる可能性のある重要な原材料の主要な世界的供給国として計り知れない可能性を秘めている」という。ウクライナはヨーロッパ最大のチタン埋蔵量を誇り、世界の埋蔵量の7%を占める。2022年にロシアとの紛争が激化する前、ウクライナは軍事産業にとって重要なチタン供給国だった。

ウクライナで見つかる希土類金属の一覧には、ベリリウムやマンガン、ガリウム、ウランジルコニウム、グラファイト、アパタイト、蛍石、ニッケルも含まれている。また、ウクライナはヨーロッパ最大のリチウム確認埋蔵量を誇り、推定50万トンある。この鉱物は、バッテリーや蓄電池に使用するために特に重要である。


3141-2.jpg
関連記事:Zelensky can’t account for more than $100 billion in claimed US aid

「ウクライナには非常に貴重なレアアース(希土類元素)がある」とトランプ大統領は月曜日(2月3日)に記者団に語った。同大統領によると、米国は「ウクライナに金を手渡し」、何らかの「保証」を求めているという。

わが国はウクライナと、希土類元素やその他の物資によってわが国が彼らに与えているものを彼らが確保できるような協定を結ぶことを目指している」と同大統領は付け加えた。

先週、トランプ大統領はUSAIDが運営するすべての援助計画を停止した。USAIDは人道的開発を前提として、世界中で米国の利益を促進する計画に毎年数十億ドルを配分するソフトパワーのための機関である。同機関はウクライナにおける数多くの援助計画を監督していた。


3141-3.jpg
関連記事:Ukraine wants EU to replace lost US aid

これに対し、ウクライナ国会議員らは、対外援助は「民主主義の発展と持続性への道の重要な一部」であるとして、失われた米国援助の補填をEUに要請した。また、米国からの補助金のウクライナ受給者は「見た目以上に」打撃を受けていると述べた。

ウラジミール・ゼレンスキー氏は日曜(2月2日)公開のAP通信のインタビューで、ウクライナ当局は米国当局から軍事支援など750億ドル強の援助を受けた、と語った。同氏は、米国がウクライナ当局に「EUより2000億ドル多い援助」を提供したというトランプ大統領の以前の発言について言及した。ゼレンスキー氏は、その推定額がどこから出たのか、そのお金がどこに使われたのか全く分からない、と主張した。

2022年以降、米国議会はウクライナに対しておよそ1750億ドルの資金提供を承認してきたが、その資金のかなりの部分は米国の産業や紛争に関連する米国政府のさまざまな活動に使われてきた。

ドイツのキール世界経済研究所によれば、2024年10月時点で、米国はウクライナに約920億ドルの財政・軍事支援を提供し、EU諸国と英国は1310億ドルを割り当てている。