Rael Maitreya
英語の短いビデオ
Nobby Raelian
動画訳:
『ミーム』という造語を初めて世に出したリチャード・ドーキンス(進化生物学者)とニール・ドグラース・タイソン(天体物理学者)の対談
[タイソン]
ミームという言葉を思いついたのはあなたですね。
[ドーキンス]
それは(自著の)『利己的な遺伝子』にあったものです。
[タイソン]
『利己的な遺伝子』にありましたね!
[ドーキンス]
そうです。
[タイソン]
あなたが発明した言葉なのに、人々はとっくに忘れています。『ミーム』の本来の定義を教えてもらえませんか?現在では誰もそんな風には使っていません。
[ドーキンス]
文化継承の単位であり、文化継承における遺伝子の類似体を指すものです。
[タイソン]
これは人から人へ伝えられるものですね。
[ドーキンス]
そうです。
[タイソン]
そしてある種のミームは、伝達性においてより高い能力を持っている。
[ドーキンス]
遺伝子である必要はありません。自己複製するものなら何でもいいのです。
[タイソン]
だから、私が何か言うと…例えば、『ニューヨークの地下鉄にワニがいる』とか
[ドーキンス]
それが反復性のある嘘であるがゆえに広まるものだろうと、あるいは本当かもしれない可能性を秘めているからだろうと、何でもいいんです。もしそれが広まれば…
[タイソン]
それが何であろうと、関係ないということですね。
[ドーキンス]
関係ありません。もしそれが広まれば、それは成功したミームということになります。
[タイソン]
私にとってはとても興味深いことなので、誰かに伝えなければなりません。
[ドーキンス]
その通り!その通り!
ネットでよく見る「ミーム」ってなに? 内輪ネタが流行から軍事まで:朝日新聞デジタル (asahi.com)
ミームとは、イギリスの生物学者リチャード・ドーキンスが1976年に提唱した概念。
英語のgene(遺伝子)と、ギリシャ語で「模倣」を意味するmimemeを合成した造語で、生物が遺伝によって子孫に情報を伝えるように、集団内の模倣行動で様々な情報が伝わることを指す。特に最近注目されているのが、インターネットを通じて模倣、改変、拡散が重ねられて広まるのがネットミームだ。