200万人のガザ人を飢えさせることは「道徳的かもしれない」-イスラエル大臣

Rael Maitreya

rt.com

Allowing two million Gazans to starve ‘may be moral’ – Israeli minister

Israeli Finance Minister Bezalel Smotrich has complained that it’s impossible to wage war in today’s global reality

Koichi Raelian
訳
Koichi Raelian
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200万人のガザ人を飢えさせることは「道徳的かもしれない」-イスラエル大臣

ベザレル・スモトリッチは、今日のグローバルな現実では戦争は不可能だと訴えている。

ガザ市民を飢えさせることは、ハマスに人質を解放させるための "正当な "方法かもしれないが、それは国際社会からの怒りを買うだろうと、イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相が苦言を呈した。

イスラエルは、包囲されたパレスチナの飛び地に入る人道援助の流れをコントロールしているが、その分配はガザ内の援助団体によって管理されている。

今週初め、右派の会議でスモトリッチ氏は、イスラエルは「選択の余地がないから」飛び地への援助を許可せざるを得ないのであり、西エルサレムはハマスとの戦争を遂行するために「国際的な正当性」を必要としているからだと述べた。

イスラエルが人道援助を使ってパレスチナの過激派組織に圧力をかけることができないのは、今日の世界的な現実がそれを "不可能 "にしているからだと彼は主張した。

「ハマスが）われわれの人質を返すまでは、たとえそれが正当で道徳的なことであったとしても、世界の誰もわれわれに200万人の市民を飢えさせたり、渇かせたりさせないだろう」と彼は言った。

スモトリッチ氏は、もしガザ内の援助物資の配給がイスラエルによってコントロールされていれば、現在の戦争はすでに終結し、10月7日にパレスチナの戦闘員によって捕らえられた人質も返還されていただろうと示唆した。

「片方の手でハマスと戦い、もう片方の手で彼らに援助を与えることはできない」とスモトリッチ氏は付け加え、人道援助はパレスチナ民兵の「資金」であり、「燃料」であり、ガザにおける「市民支配」の手段であると主張した。

同大臣の発言は、西側諸国を含め、広く怒りを買っている。

EUの首席外交官ジョゼップ・ボレルは、西エルサレムにこの発言から距離を置くよう呼びかけ、民間人の飢餓は「戦争犯罪」であり、これを擁護することは「不名誉極まりない」と主張した。

英国のデイヴィッド・ラミー外務大臣も、スモトリッチ氏の発言を「正当化することはできない」と主張し、「より広範なイスラエル政府に撤回と非難」を求めた。

ドイツのシュテフェン・シーベルト駐イスラエル大使も、財務相の発言を「容認できず、ぞっとする」とし、「戦争において民間人を保護することは、国際法と人道の原則である」と述べた。

一方、ガザへの人道支援物資の輸送問題は、国際社会からの懸念を呼び続け、人権団体は、ガザは依然として飢饉の危険性が高いと警告している。

国際刑事裁判所のカリム・カーン検察官は、この危機の原因をイスラエルにあるとし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ギャラント国防相に対し、「戦争の方法として飢餓を利用した」などとして逮捕状を求めている。

しかしイスラエルは、パレスチナ人への援助が制限されているとの非難を否定し、その代わりにハマスが資源を盗んでいるとの見方を示している。