Rael Maitreya

 

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Nobby Raelian

和訳:

独裁国家はどうなる?

オルダス・ハクスリーの不気味なインタビュー/未来の独裁者はどんな姿に?

『ブレイブ・ニュー・ワールド』の著者、オルダス・ハクスリーの恐ろしくも先見性のある答えがここに

動画訳

 

そして、このような未来の独裁体制は、私たちがこれまで慣れ親しんできた独裁体制とはまったく異なるものになると思います。

 

(1932年に出版された『ブレイブ・ニュー・ワールド』は、今でもSFの古典です。60年前、その著者であるオルダス・ハクスリーは、未来についてかなり衝撃的なインタビューに答えています)

 

(司会)ハクスリーさん、あなたは新しいエッセイの中で、自由に対するこれらのさまざまな敵が、現実の勇敢な新世界(ブレイブ・ニュー・ワールド)に向かって私たちを突き動かしており、それはすぐ近くで私たちを待ち受けていると述べています。

 

まず最初に、あなたがとても恐れているこの勇敢な新世界での生活とは、どのようなものなのか、詳しく教えていただけますか?

 

(ハクスリー)まず始めに、未来の独裁体制は、これまで私たちが慣れ親しんできた独裁体制とはまったく異なるものになると思います。さて、将来何が起こるかというと、昔から言われているように、独裁者は銃剣の上に座ること以外は何でもできることに気づくでしょう。しかし、権力をいつまでも維持したければ、被支配者の同意を得なければなりません。そのためには、私が『ブレイブ・ニュー・ワールド』で予見したように、薬物や新しいプロパガンダの技術も必要です。人間の理性的な側面を迂回し、潜在意識や深い感情、さらには生理的な側面にまで訴えかけることで、奴隷制度を実際に気に入らせるのです。

 

つまり、これが危険なのです。新体制のもとで、人々はある意味では幸せになるかもしれませんが、幸せになるべきでない状況でも幸せになってしまうのです。

 

(司会)おそらく、あなたはこの次の質問に答えたのでしょう。なぜなら、あなたはエッセイの中で、政治的なコマーシャルだけでなく、テレビのコマーシャルそのものについても書いているからです。そして、あなたがおっしゃるように、今日の子供たちはビールのコマーシャルや歯磨き粉のコマーシャルを歌いながら歩いていますが、あなたはこの現象を独裁政権の危険性と結びつけています。では、その関連性について詳しく説明していただけますか?あるいはどのように関連性を感じているのでしょうか?

 

(ハクスリー)そうですね、子供に関する問題というのは、非常に重要な問題だと思います。なぜなら、子供というのは、普通の大人よりも明らかに暗示にかかりやすいからです。そしてまた、何らかの理由で、すべてのプロパガンダが1つ、あるいはごく少数の機関の手に渡っていたとします。このような子供たちには、非常に強力な力が働くことになり、彼らはやがて成長して大人になります。これは直ちに脅威となるものではありませんが、可能性のある脅威であることに変わりはないと思います。

 

オルダス・レナード・ハクスリー(Aldous Leonard Huxley  1894年7月26日 - 1963年11月22日)は、イギリスの著作家。後にアメリカ合衆国に移住した。ヨーロッパにおいて著名な科学者を多数輩出したハクスリー家の一員。小説・エッセイ・詩・旅行記など多数発表したが、小説によってその名を広く知られている。