アフリカの国・ザンビアは、ドルの使用を犯罪化する。最大10年の懲役または多額の罰金。

Rael Maitreya

RT.COM

African country to criminalize use of dollar

Zambia’s central bank has introduced regulations to strengthen the kwacha and curb dollarization

2024年07月02日

ザンビアの中央銀行は、国内取引における外貨の禁止を導入しました

© Gerasimov174 / ゲッティイメージズ

ザンビア銀行は、国内取引における外貨、特に米ドルの使用を抑制することを目的とした新しい規則を起草したと、同国の通信社が月曜日に報じた。

伝えられるところによると、新しい通貨規制は、財務大臣と国家計画大臣によって法定文書として発行されます。この法案が施行されると、ザンビアのクワチャとそのサブユニットであるングウィーは、国内のすべての公的および私的取引に使用されることが義務付けられます。

中央銀行は、地域経済におけるドルの使用の増加に懸念を表明しています。銀行によると、この慣行は金融政策手段を弱体化させ、為替レートに圧力をかけます。

ザンビア銀行が土曜日に発表した文書の草案によると、国内取引に外貨を使用して逮捕された個人は、最大10年の懲役または多額の罰金に直面する可能性がある。これは、中央銀行のフランシス・チピモ副総裁がンドラの見本市でのスピーチで発表したものです。

チピモ氏はドル化のリスクを強調し、ドル化は当局が金融政策や為替政策を効果的に管理する能力を妨げると述べた。同氏は、ドルの使用は信用リスクと流動性リスクを高め、ドル建てのクレジット市場がザンビア銀行の行動に反応しないため、中央銀行の影響力を損なうと説明した。

ザンビアは米軍の駐留を必要としない - MP

さらに、米ドルに依存する経済では、現地通貨の需要と重要性が低下し、交換媒体と価値の保存手段としての価値が持続的に低下することを強調しました。

「極端に言えば、通貨は貨幣としての受容性を失うだろう」チピモは述べている。

ザンビアは2012年5月、地元企業によるドルの使用制限を実施したが、2年も経たないうちに撤廃された。

一方、RTとの独占インタビューで、ザンビア国会議員のスティーブン・カンピョンゴは、ザンビアにはアメリカ軍の駐留は必要ない、と述べた。

2022年4月、ワシントンは、「軍対軍の関係」を改善し、ザンビア治安部隊との協力分野を拡大することを目的とした、首都ルサカの米国大使館にAFRICOMの安全保障協力局の立ち上げを発表しました。

「それは望ましくありません...米国...我々に国際的要請を課すためだ」と、ワシントンがザンビア政府に政策を押し付けようとしていると思うかという質問に対して、カンピョンゴは答えた。

「いかなる国際政策も、各国の主権を認め、相互尊重を前提としなければならない」と彼は付け加えた。