「地球人は科学的に想像された」ラエル

第一部

第6章 新しい指針 

天才政治 の項

 

天才政治  

 

翌日、私(ラエル)が彼(エロヒムの長ヤーウェ)に会うと、彼は話し始めました。

 

〈まず初めに、政治と経済の分野について考えてみましょう。

 

  人類の進歩を可能にするのは、どんな種類の人間でしょうかそれは天才たちです。ですから、あなたがたは天才たちを再評価して、彼らが地球を指導するのを可能にする必要があります。

 

 これまで権力を握 にぎつてきたのは、他の者より肉体的に力が強い野蛮人、こう した野蛮人をたくさん雇やとえる資産家、希望を振りまいて、民主主義国家の国民のを巧 たくみに捉 とらえる政治家、といった人たちです。そして言うまでもなく、野蛮性を合理化する組織を踏み台にして、自分たちの勝利を勝ち取る軍人たちに、 次々と権力を与えてきたのです。  

 

あなたがたが決して権力を与えてこなかった唯一のタイプの人間こそ、人類 を進歩させてきた人たちです。車輪や火薬、内燃機関、原子力などを発明した人たちです。こうした天才による平和のための発明は、彼らより知性の劣る権力者が、しばしば殺人のために利用して恩恵を被 こうむってきました。こういうこと を変えなければなりません。  

 

そのためには、現在の形態のままでは、人類の進歩にとっては全く相応ふさわしく ない選挙や、投票のシステムを止めなければなりません。人間は、人類という名の巨大な身体に有用な細胞の 1 つなのです。手が、ある物体を掴 つか むべきか否かを決定するのは、足の細胞ではなく頭脳でなければなりません。そして、も しこの物体が有益なものであれば、足の細胞はその恩恵を被るでしょう。脳もその一部として、身体全体を前進させるように作られているとはいえ、足の細胞が投票をする必要はありませんし、また手が、掴 つか める物が有益か有害かを判 断することはできません。  

 

投票は、知識と知性が等しい場合にのみ確実な効果があります。コペルニク スが大多数の無能な人々によって有罪を宣告されたのは、そのときに彼だけが、 理解力が十分で高い水準にあったからです。ですから教会(多数派)が信じたように、地球が世界の中心であるという主張は間違いでしたし、本当は、地球 は太陽の周りを公転していて、コペルニクス(少数)の主張が正しかったのです。  

 

もし最初の自動車を走らせる時に、自動車を認めるか否かを全員に投票させていたら、どうなっていたことでしょうか。大多数の、自動車に無知で、関心 もなかった人々は否定的に反応して、あなたがたは今でも馬車を乗り回していたことでしょう。どうしたら、こういうことのすべてを変えられるでしょうか。  

 

現在、心理学者は、個人の知性と適性を評価するテストを作成できるように なっています。幼い頃からこのテストを一貫して行って、個人の勉学の方向づ けをし、その個人が責任を持てる年齢になったら、知性指数を最終的に特定し て、身分証明書や選挙人名簿に記入するようにするのです。  

 

ある種の公職については、知性指数が平均より、少なくとも50パーセント以上の人だけが有資格者とし、知性指数が平均より、少なくとも10パーセント以 上の人だけが投票できるようにします。もしこの試験方法が現在あるのなら、 今の政治家の多くは、その職務を遂行すいこうすることはできないでしょう。これこそが完全に民主的なシステムです。  

 

一方では、知性が平均よりも劣っているのに、記憶力が優 すぐ れているせいでたくさんの資格を取った技術者がいて、他方では、専門家ではないけれども、平均より50パーセント以上も優れた知性を持つ、労働者や農民がいます。あなたがたが「知的障がい者」と呼んでいる人の声が、これからどう投票しようかと 熟考している天才の声と同じ価値を持つというのは、もう今では実に認め難 がたい ことです。  

 

小さな町の選挙では公約が素晴らしいからではなくて、酒などを一番気前よ く振る舞うから、といった理由で当選します。ですから、まず第 1 に投票権は、 思考力に富み、問題を解決できる頭脳を持った、知性的なエリートだけが持て るようにします。何も、多くを勉強をした者がその人だと言っているわけではありません。大事なのは、天才に権力を与えることですこれをあなたがたは 「天才政治」と呼ぶことができます。

 


出版社:無限堂

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私見はこうです:

国会議員、都・県会議員、市会議員、町・村会議員

 

ものすごい無駄ですね。人のエネルギー・資金が無駄なことに使われています。

代議士制度、そのものがもう必要ありません

4人家族としましょうか。今はスマホを4人とも持っている時代です。その家族の中の一人や二人ですら代議することはできませんね。各自で自分の考えは直接意思表示できるのですから。

自分があなたの代わりに代弁してあげましょう」などととんでもなく無駄なことをもうしてもらう必要はありませんね。

各自が発信した見解・意見をそれこそAIで自動的に分析すれば議員など必要ないですね。

8000万人の意見ですらすぐに分析できるでしょう。

投票などもう不要です。

投票ではなく意見を直接提示します。AIで分析していけば、

何十、何百というテーマで、結果的に現実的に一番理想的な回答となることをしてくれた回数が一番多い人たちが 管理者になればいいですね。