「地球人は科学的に創造された」ラエル著
第三部
第一章 質問に答えて
(20) ラエリアンムーブメントと同性愛
ラエリアン・ムーブメントと同性愛
質 問: 同性愛に対する、ラエリアン・ムーブメントの立場は何ですか?
回 答: それは実に簡単です。各人は、自分の好きなように、自分の身体を使用する権利があります。同性愛は、正常とか異常な行為というようなものではありません。それぞれ人は、自分の好みと自然の性向に合った性生活を送るべ きです。
母胎内での性の分化は、妊娠後期の段階で始まります。ですから、男らしい男性、女性的な男性、男性的な女性、女らしい女性、およびそれらの中間色の様々な発現があっても、それらはすべて遺伝的なものであって、同性愛であることを責めるのは、人間が人間であることを責めたり、猫が猫であることを責 めるのと同じく、愚かなことです。
それに、動物にも多くの同性愛があり、田舎いなかへ行くと、犬や牛や鳥の同性愛を見ることも稀まれではありません。その犬や雌めん鶏どり の同性愛が自然であるのと同じように、人間の同性愛も自然なことなのです。
むしろ、他人に対して、自分と同じような性生活を持つように強制すること のほうが不自然です。それは一般的に言うと、自分に似た行動をしない人たち を虐しいた げる人たちのやっていることです。人種差別主義者や伝統主義者、あるい は軍国主義者についても、同じことが一般的に言えます。
同性愛を攻撃することは、一種の人種差別です。同性愛を攻撃する人たちは、 一般に貧しい性生活を送っており、他人が自分たちとは違った性生活を送っていて、開花している様子に耐えられないのです。
同性愛を攻撃する人たちは、時として、いともたやすく強姦ごうかん を許すことがあ ります。しかしこれは、許されざる恐ろしい罪です。ラエリアンのガイドの中 には、同性愛者、異性愛者、両性愛者も存在しますが、皆、開花しています。 なぜなら、彼らはあるがままに愛され、他のどんな宗教も示せなかった兄弟愛 の中で、自ら望むように、自分自身の体を活い かし、開花させることができるの だという意識を持っているからです。
バチカンの搾取さくしゅ者が同性愛を断罪し、女性が司祭になることを拒否するとき、 どうしてローマ・カトリックの信者であり続けられるでしょうか。ここに人種 差別と性差別の二つの証拠があるのです。
見る眼のある人は、真実を見ること ができるでしょう。
出版社:無限堂
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