No. 2147 ボーイング767、ニューヨーク出発後緊急用スライドがはずれる

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Boeing 767 Loses Emergency Slide After Departing From New York City

by Tyler Durden

 

米国の大手航空会社が運航するボーイングのジェット機の一部で問題が続いているため、心配な旅行者はより安全だと思われるエアバス製ジェット機にシフトしている。ボーイング・ジェットに新たな問題が発生しない週はほとんどないようだ。

金曜の朝、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発したデルタ航空のボーイング767-300型機で、空中で墜落寸前の事故が発生した。緊急用スライドが飛行中に機体から分離したのである。

Breaking Aviation News & Videos {1}は、デルタ航空520便の主翼の真上にある「右側緊急スライド」コンパートメントの画像を掲載した。コンパートメントは大きく開いており、スライドがなく、胴体パネルが部分的に飛行機から分離しているように見える。

https://twitter.com/aviationbrk/status/1783909346935501154/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1783909346935501154%7Ctwgr%5E16459fda1d8ae59c4e2aa792c2d96a810840f4b7%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fbilltotten.wpcomstaging.com%2F2024%2F05%2F09%2Fboeing-767-loses-emergency-slide-after-departing-from-new-york-city%2F

 

「航空機が安全に着陸し、ゲートに進んだ後、緊急スライドが機体から分離していることが確認された」とデルタ航空の広報担当者は金曜日の午後遅く、NPRニュースに語った。

 

米連邦航空局(FAA)は同メディアに対し、デルタ航空520便は「乗務員から振動の報告があった後、現地時間4月26日(金)午前8時35分頃、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に無事帰着した」とし、「FAAは調査を行う」と述べた。

デルタ航空520便の乗客によると、「機内から非常に大きな音がして、コックピットからのアナウンスが聞き取りにくかった」とのことだった。

フライト・トラッキングサイトFlightAwareによると、デルタ航空520便は空中での事故後、JFK空港に戻っている。

ボーイング社におけるトラブルは、終わりのない危機の連鎖として現れている{2}。

今年に入り、

ドアプラグの分離、

着陸装置の崩壊、

エンジン火災、

胴体パネルの分離、

複数のタイヤの分離、

油圧漏れ、

操縦席の故障

などが発生した。

これらの事故は、航空機メーカーに対する信頼危機に火をつけた。

 

市場では今週、ボーイング社の株価が1年半ぶりの安値まで急落した。ムーディーズ・レーティングス(Moody’s Ratings)がボーイング社の信用格付けをBaa2からBaa3に引き下げたからだ。

ボーイングはまったくひどい状態にある。

Links:

{1} https://twitter.com/aviationbrk/status/1783909346935501154

{2} https://www.zerohedge.com/markets/boeing-doom-loop-endless-crises-sends-shares-tumbling-longest-losing-streak-five-years

{3} https://www.zerohedge.com/markets/boeing-jumps-after-beating-apocalyptic-estimates-despite-biggest-cash-burn-4-years

https://www.zerohedge.com/markets/boeing-767-loses-emergency-slide-after-departing-new-york-city

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