アルゼンチン大統領にミレイ就任、最初に何を語ったか(12月10日)
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国の大統領としての宣誓をおこなったのち、ハビエル・ミレイは議会の階段において30分強の演説をおこない、政府の方針として、緊縮政策と「チェーンソー」計画の実施を約束した。
そのなかで短期的には「状況は悪化する」が、その後は「成果」を得られると主張した。
かれのインフレ、貧困、緊縮政策、治安問題についての発言は以下の通り。
インフレ
「中央銀行赤字の10%の原因となっている有償負債を整理する必要がある。これにより通貨発行を終わらせることができ、これがインフレの唯一の原因であり、これは経験的に正しく、理論的に有効である」。
「しかしながら金融政策は18ヶ月から24ヶ月のあいだ、残存の影響のなかでおこなわなければならない。今日通貨の発行を停止したとしても、引き続き前政権がおこなったメチャクチャな金融政策のツケを支払い続けなければならない。前政権はGDPの20%を発行したのであり、それはタダではなく、インフレのなか払い続けることになる」。
「中央銀行の有償負債の状況からすると、それはアルフォンシン政権前のハイパーインフレよりも悪く、非常に短期間で通貨量は4倍となり、これによりインフレは年率15,000%のレベルとなる」。
「スタグフレーションが起きるのは事実だが、それは過去12年間のあいだに起きたことと大差があるものではない。過去12年間のあいだのインフレが5,000%で、1人あたりGDPが15%低下したことを思い出してほしい。したがってわれわれは10年間以上もスタグフレーションのなかを生きてきたのだ。したがって今回はアルゼンチンを再建するするために飲む、最後の劇薬である」。
貧困
「われわれは人口の半分が貧困状態の国を引き継いだ。社会組織は完全に崩壊し、2000万人以上のアルゼンチン人は尊厳ある生活を送ることができない。なぜならより貧困を生み出すだけのシステムに囚われているからである」。
「偉大なヘスス・ウエルタ・デ・ソトが言ったように:『貧困にたいする計画はさらなる貧困を生み出す。貧困を解決する唯一の方策はさらなる自由主義である』」。
「今日600万人の子どもが街頭を跣足で歩き、空腹を抱えて眠りにつく。あるいはドラッグに走るかだ」。
緊縮政策
「緊縮政策以外の方策の可能性は、ないことをはっきりとさせなければならない。またショック療法か段階主義かを議論する余地もない」。
「経験的な視点から言えば、漸進主義的なプログラムはすべて失敗したが、ショックによるプログラムはすべて、1959年のものを除いて成功した。
「理論的な視点から言うと、評判の悪い国、残念ながらアルゼンチンのような国では、財政緊縮政策を、不況であっても実施するということを見ないかぎり、実業家は投資しないものだ」。
「漸進主義をおこなうためには、金融が必要だが、残念ながら、何度も言わなければならないが、お金がないのだ。したがって結論は、緊縮政策以外のものはない。ショック療法以外のものはない」。
「自然とこれらは、経済活動、雇用、実質賃金や貧困者、生活困窮者の数に悪影響を与えるだろう」。
治安問題
「アルゼンチンは血の海となった。犯罪者は自由の身であり、善人は獄に囚われている。麻薬組織がわれわれの街頭を完全に支配し、わが国でもっとも重要な都市は、ナルコと暴力によって取って代わられている」。
「われわれの治安部隊は数十年間のあいだ、屈辱的な低い扱いを受けてきた。われわれを守ってきた人々は、かれらに背を向けた政治階級によって、見捨てられてきた。この結果わずかに3%の犯罪が罰せられる状態になっている。犯罪者たちに「行け、行け」は、もう終わらせる」。
(通算4410) (Pagina12の"Qué dijo Milei sobre la inflación, la pobreza, el ajuste y la seguridad"による)
(foto:Telam)
