「地球人は科学的に創造された」ラエル著
第二部
第三章 鍵
科学 の項
科 学
科学は、人類にとって最も重要なものです。科学者の手で成されたすべての発見には、目を通しておくようにして下さい。それらの発見によって、あらゆ る問題が解決できるのです。科学的発見を、利益を上げることしか考えない人 々や、ありもしない敵に対して当てにもならない優越を保持しようとして、ある種の発明を隠したがる軍人たちの手に委ゆだねてはなりません。
科学を自分の宗教とするべきです。創造者エロヒムは、あなたがたを科学的 に創造したのですから。科学的になることで、あなたは創造者たちを喜ばすことができます。というのは、あなたが彼らと同じように行動し、彼らの姿に似せて創られたことを自覚していること、授けられた可能性を極め尽くそうと望んでいることを、創造者たちに示すことになるからです。
科学は、人類に仕つかえ、人類を解放するために使用されるべきであり、人類を滅ぼし、不和にするために使用されてはなりません。経済的利害に操あやつられていない科学者だけを信頼するのです。
スポーツには参加しても良いです。スポーツは心の平静を保つのには大変良 いのです。特に、自制心を発達させるようなスポーツです。社会は、激しい、 それもとても乱暴なスポーツを公認すべきです。それらのスポーツが安全弁な のです。進歩して非暴力化した社会には、暴力の残像を留とど める暴力的なスポー ツが必要なのです。そのようなスポーツによって、暴力を好む若者たちは、同 じく暴力を好む他の若者たちと激烈に闘たたか うことができますし、またある人々は、 激闘のイベントを観覧して、自分たちの攻撃的なエネルギーを発散させることができるのです。
頭の働きや、熟考を必要とするゲームに参加するのも良いことです。しかし、 貨幣が廃止されない限りは、金儲けのためのプレーは決してしないように。むしろ、頭脳を働かせる楽しみのためにプレーをするのです。
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第ー部
第七章 エロヒム
不死の秘密 の項
(エロヒムの惑星の)平均的な大きさの都市は人口50万ほどですが、スペースは非常に狭いもので す。実際、都市は高台にある一つの巨大な家のようなもので、その中で人々は 眠り、愛し合い、自分の欲することをしているのです。こうした〝住宅都市〟 は、横幅と高さがほぼ1キロメートルくらいあり、大量の人員を輸送するために、あらゆる方向に波動が飛び交っています。ベルトを身に付けてこの波動の流れに乗れば、好きな場所に短時間で行けるのです。
都市は立方体の空間を占めています。これは、あなたがたの世界のように都 市が田いなか 舎を〝侵食〟することがないようにするためです。あなたがたの都市で 50万人もの人口を擁よう していれば、私たちの20倍もの面積が必要でしょう。この ため、あなたがたの場合は田舎へ行くのに何時間もかかりますが、私たちは数十秒で済みます。一つの都市全体はひとりの建築家によって構成されています が、これは、見た目を心地よくするためと、景観に溶け込ませるためです」
──でも、何もすることのない人たちは退屈しませんか?
「いいえ、彼らにはたくさんの活動分野を与えていますから。個人の本当の価 値というものが認められているので、皆、自分の真価を示したいと思っていま す。それが芸術でも、科学でも、スポーツでも、不死の資格を持つ人になれるように抜きん出たいと思っているのです。あるいは単に社会から……そうです ね、それに女性から賛美されたいと思っている人もいます。
危険を好む人もいます。しかし、彼らから死の危険を奪うことは、生の喜びまで取り上げることになります。ですから、生命の危険を伴ともなうようなスポーツ が非常に流行はやっています。
私たちは、どんなにひどい負傷をした人でも回復させることができます。し かし、危険なスポーツをする人は、もし活動中に死亡しても、蘇生そせい の治療を受けないということに同意した文書を提出することができます。
一種の原子力自動車によるレースもあります。あなたなら、きっと夢中にな ることでしょう。一種のボクシング・スタイルのもっと野蛮な競技とか、もっともっと野蛮なものもあります。全裸で行うラグビーの一種は、殴なぐり合い、格闘など、あらゆる攻撃が認められています。あなたには、これらのことがとても野蛮に思えるでしょうが、すべて極端にまで行ったものは、衰亡しないようにバランスを取る必要があるということを忘れないで下さい。
最高にまで洗練された文明はバランスを保つために、その正反対に当たる原 始的なものを持たねばならないのです。私たちの惑星の人々が、その愛好する スポーツにアイドルを持てないとしたら、残るのは死の願望だけです。他人の 生命を尊重せねばならないのはもちろんですが、それと同時に、限定された特 殊な範囲内での死の願望や、死との戯たわむ れも尊重されてしかるべきです。
毎年、すべての分野でコンクールが開催されますが、その中で世界のコン クールで最優秀と認められた人たちは、不死の資格者に推薦されます。これ は、すべての人にとっての生きがいです。
毎年、絵画・文学・生物学・医学など、人間の精神を表現するすべての専門 分野について、各地域でコンクールが開かれます。
後のち に、その地域の不死の資格者の投票も行われます。選ばれた〝優勝者たち〟 は首都に集まり、不死審査員たちの投票によって〝勝者の中の勝者たち〟が選 ばれます。そして、不死会議の総会に推薦されるわけです。こうして選ばれた 人が、不死の人になるための候補者として、一定期間の試験を受けます。
これが、すべての人の目標であり、理想です。娯楽は原始的な形態を取りな がらも、これほど崇高な目標にまで高められているのです」
──そうすると、不死の人たちの生活は、他の人たちとは全く違っているの ですか?
「確かにそうです。彼らは、彼らのために用意された都市に、他の人たちとは 離れて暮らしていて、決定を下すために定期的に集まっています」
──最も年寄りの人は、何歳くらいでしょうか?
「最も年寄り、つまり不死会議の議長は2万5000歳ですが、あなたの目の前にいますよ。私は、これまでに25の身体からだで生きてきました。私は、この実験が行われた最初の人間です。ですから、不死会議の議長になっています。そして、 地球での生命創造は、私自身が指揮したものです」
──それでは、あなたの知識は計り知れない程でしょう。
「ええ、かなりの知識を持っていますし、これ以上、あまり増やす余地はあり ません。この点で人間は、私たちを凌しのぐ可能性を備えています。脳内の、情報 や記憶を蓄たくわ える部分の容積、これが重要なのですから。もし正しい方法さえ理解すれば、人間は私たち以上の知識を蓄え、科学を私たちよりずっと発達させ ることができるでしょう。不死会議の中の反対派が恐れているのは、正まさにその点なのです。もし、何も邪魔するものがなければ、地球人は私たちよりも速く 進歩を遂とげることでしょう」
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