世界人口の半数以上がロシアを支持している―セイモア・ハーシュ

<記事原文 寺島先生推薦>
More than half of world’s population supports Russia – Seymour Hersh
The US has lost so much credibility internationally over the conflict in Ukraine, the Pulitzer Prize-winning journalist says

ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト(セイモア・ハーシュ)によれば、ウクライナの紛争によりアメリカは国際的な信頼性を大きく失っている。
出典:RT  2023年6月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年6月29日




中央アフリカ共和国の首都バンギで行われた親ロシアの集会。© AFP / Carol Valade

 ロシアとウクライナの紛争に関して、世界の大多数の人々がロシア側に立っており、一方でアメリカの国際的な影響力は低下している、とベテランジャーナリストのセイモア・ハーシュは述べている。

 「特にアフリカ中央アジア南アジアの国々において、アメリカ支持からロシア支持に変わった割合は非常に劇的です」と彼は、日曜日(6月11日)、YouTubeで公開されたジョージ・ギャロウェイとのインタビューの中で指摘した。

 「世界の人口の半分以上が、ウクライナ戦争においてアメリカではなくロシアを支持しています。こんなことはいまだかつてありませんでした」とハーシュは述べた。

 ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるハーシュは、ウクライナ紛争によりワシントンは「世界中で信用を失ってしまった」と述べた。彼は2月に爆弾記事を発表し、アメリカがノルドストリームパイプラインを破壊工作したと非難し、再び注目を集めた。ワシントンはその報道を「完全に誤りであり、完全なフィクションだ」と否定した。

 ハーシュによれば、アメリカの影響力が低下している例として、以前の宿敵であるサウジアラビアとイランの和解が挙げられる。この和解は3月に始まった。




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 「その和解は・・・ウクライナと戦争への反感のために起こった」のであり、バイデン政権にとっては「大きな打撃」だったと彼は述べた。バイデン政権はイランを「憎悪」していたのだ。

 テヘラン(イラン)とリヤド(サウジアラビア)の関係修復の結果、「私たちは(アメリカでは)絶対得られないような、イエメンの解決策を実現することになるでしょう。私たちアメリカは押しだされることになるでしょう」とこの86歳のジャーナリストは付言した。

 世論調査によれば、アメリカ国内でのウクライナへの関与への支持が減少している。それは人々がその経済的な負担についてますます懸念を抱くようになっているため、とハーシュは述べた。

 「この戦争にアメリカはおそらく1400億ドルを費やしましたが、同時にこの政権によって
1500万人のアメリカ人が無料の医療保険から外されました。つまり、アメリカでこんなことが起きているなんて、言語道断なことなのです」と彼は付言した。

 ハーシュは、ウクライナの待望の反転攻勢が「失敗に終わる運命にある」との信念を表明した。キエフの軍隊は訓練、武器、そして指揮官が異なっており、効率的に協力することができないように見えるからだ。


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 ジョー・バイデン大統領は、ウクライナの紛争が「彼の再選の切符だ」と考えているようだ。そして、「私から見れば、アメリカではその点が本当の政治的問題だと思われます」とハーシュは予測した。