ロシアメディアが明らかにしたワグナー部隊と国との契約金

<記事原文 寺島先生推薦>
Value of Wagner state contracts revealed by Russian media
The private military company was paid almost a trillion rubles ($11.4 billion) in government tenders, TV presenter Dmitry Kiselyov has claimed

私設軍事会社が政府の入札において約1兆ルーブル(1兆5400億円)を受け取った、とテレビ司会者デミトリ・キセリョフは、と主張した。
出典:RT 2023年7月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年7月20日



資料写真:ロシアの私設軍事会社ワグナー(ワグネル)・グループの兵士たち。©スプートニク/ヴィクトル・アントニュ


 エフゲニー・プリゴジンが所有するワグナー・グループを含む持ち株会社が、ロシア政府から得た仕事によって相当な利益を得ており、数千億ルーブルにも及ぶ契約を確保しているとロシアのメディアグループ「ロシヤ・セゴドニャ」のトップであるデミトリ・キセリョフは、日曜日(7月2日)、述べた。


 キセリョフは、彼の週刊ニュース番組で、プリゴジンのワグナー私設軍事会社は、「国家との契約に基づいて、約8580億ルーブル1兆3213億円以上を受け取った」と述べた。

 彼はさらに、他の契約に基づいて、プリゴジンの持株会社であるコンコルドは、配膳業およびメディア事業にも関与しており、約8450億ルーブル(1兆3013億円)相当の事業を提供していたと述べた。

 「これは彼らがそんなに多くを稼いだというわけではないが、この事業の規模や野心の大きさを示す指標となっている」とキセリョフは述べた。

 彼はまた、プリゴジンの会社は、報道機関に対して強力な影響力を有していた点を指摘し、ワグナー・グループはロシア最強の前線部隊であるという印象を持っている人もいたかもしれない、と付言した。

 「誰かの功績を貶める」つもりはないと強調しながら、キセリョフは、ウクライナのアルチョーモフスク(ウクライナではバフムートとしても知られている)というドンバスの要塞をワグナー部隊が占拠するよりも、通常のロシア部隊は強固に守られた都市マリウポリをより速く制圧したと振り返った。




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 彼の発言は、ロシアのプーチン大統領が火曜日(6月27日)に述べた、ワグナー・グループが完全に国家の支援に依存しているという指摘した後になされた。彼は、昨年の間にロシア当局がワグナー戦闘員に賃金や報奨金として860億ルーブル(1324億円)を供与したと主張した。

 同時に、プーチン大統領によれば、プリゴジンのコンコルド会社は、1年間で軍に食品を供給するために国から800億ルーブル(1232億円)を受け取った、とのこと。

 先月、プリゴジンは、ロシア国防省がワグナー部隊のキャンプへミサイル攻撃を仕掛け、死者を出したと非難した。そして報復を誓った。国防省はこの主張を否定した。彼の部隊は、一部の部隊がモスクワに向かって進む中、南部のロストフ・ナ・ドヌ市でいくつかの軍事施設を占拠した。


 しかし、プリゴジンはベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の仲介による取引の一環として、進軍を停止した。合意の条件によれば、ロシア政府は私設軍事会社(PMC)のリーダー(プリゴジン)に訴追を取り下げ、彼がベラルーシに移住することを許可することに同意した。