マイトレーヤ──その教えの神髄
第13章 違いの権利
「私たちの性的嗜好しこうは遺伝的なものであり、同性愛者に対し同性愛者であることを責せ めるのは、猫に対して猫であることを責めるのと同じで、馬鹿げたことです」ラエル
精神の標準化 (『アポカリプス』誌、2001年第 2 季号より)
同じことを考え、同じ人に投票し、同じものを愛し、従順な仔羊こひつじ のごとく同じように祈いのる消費者とるべく心理操作を行い、あらゆる手段を用いて人々の 精神を標準化しようとするこの文化の中で、私たちが人とは違った自分でいる権利を守るためには、私たちは政治的に妥当とされるもの、宗教的に妥当とされるもの、性的に妥当とされるもの、と闘 たたか っていかなければなりません。
文明化されたとか、自由だとか言われている陰かげでは、社会の「タリバン化」 が進行しており、人々はみんな同じことばかり考えるようになっています。なぜなら、あまりに人と違う考え方をしていると、危険な人物だと見なされるか らです。しかし私は、本当の危険とは、「全員が同じ考えを持つこと」の方にあると言いたいです。
極右派や極左派の党首は「悪者」扱あつかいにされ、「守護者」気取りの人たちは、 このような政党を禁止しようと一所懸命になり、もしこのような過激な政党が選挙で勝利しようものなら、おそらくは、それに反旗を翻ひるがえすように圧力をかけるでしょう。フランスの首相が、民主主義の恩恵を賞賛しながら、同時に、次のように矛盾することを発言しているのは面白いです。
「民主主義、万歳! ただし、妥当なものの考え方をしない人が、当選してしまったときは例外です」
これはすなわち、この首相が国民の多数票を無視してでも、選ばれた政府をいつでも力で転 覆てんぷくさせる準備ができていることを意味します。彼は、民主主義の原則そのものを否定 しているだけでなく、自みずからもテロリストになろうとしているのです。ほうら、自分が厚かましくも、いまだに自由の国だと言い張っているフランスの化けの皮が、剥 は がれてきましたよ!
宗教の自由についても同じです。人とは違った自分でいる権利に関し、フランスの政治家が宗教的少数派への配慮について話す一方で、フランス政府は、 カルトと闘 たたかうための資金を提供しており、宗教的少数派を規制する法律を可決させているのです。
性に関しては、公的立場は同性愛者を尊重して守るとなっていますが、実際に同性愛者には、役所での結婚の手続きをする権利はいまだにありません。彼らはあまりに人とは違いすぎているので、そのような権利を与えることはできないが、その代わり、それなりの制度を作ろうということになりました。事実、 彼らはいまだにひどい差別を受けており、特に、職業の面での差別は著いちじるしいです。
「正常な」人々については、年寄りが性的に現役でいるのは下品なこととされ ています。10代の若者についても、性行為がはっきりと禁じられています。しかし実際には、生物学的に人間の性生活は、12歳の頃の思春期に始まって、死ぬまで続けることができます。現代では80歳から85歳くらいですね。
15歳以下の人が性的関係を持つことは、政治的に妥当とされていません。実際、禁じられています(しかし、90%の人が結局はセックスをしているので、彼らのことは心配無用です!)。老人ホームでは、女性と男性の部屋が注意深く分けられています。それでも達者な人たちがいて、両者はうまく交流しています。
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