Pars Today イランのメデイア
米バージニア大世論調査、「米国民の半数が合衆国からの独立を希望」
10月 02, 2021
米バージニア大学が実施した世論調査で、共和・民主どちらかの政党を支持する人は、もう一方の政党を敵とみなし、両党それぞれの支持者のおよそ半数が合衆国から分離独立する時期が来ていると考えていることがわかりました。
この調査では、トランプ前大統領の支持者の半数以上が、共和党支持者の多い州は合衆国から独立すべきと考えており、
またバイデン現大統領の支持者でも41パーセントが民主党支持者の多い州の独立構想を支持していることがわかりました。
バージニア大学はこの調査にもとづいて、トランプ・バイデン両氏の支持者のあいだの亀裂が深まっており、危険な状態にあるとし、アメリカ社会にこれほどの亀裂が生じたのは過去に例がなく、容易に修復できるものではないと警告しました。
こうした中、バイデン氏支持者の50パーセントが共和党支持者をファシストと比較しており、
反対にトランプ氏支持者の76パーセントが民主党支持者を社会主義者、またはトランプ氏が言っていた共産主義者と比較していることがわかっています。
今回の世論調査は、ことし1月6日にトランプ前大統領の支持者らが、昨年の大統領選の結果に抗議して連邦議会議事堂を襲撃した時から、アメリカ国内において警鐘が鳴らされる中で行われました。この襲撃事件の後、首都ワシントンに州兵が配備され、往来禁止が適用されたことは、アメリカ社会に生じた亀裂がもはや修復不可能であることを物語っています。