Rael Maitreya
イスラエルの刑務所で最も長く服役しているパレスチナ人の囚人であり、政治犯としても世界で最も長く服役しているナエル・アル・バルグーチさんは、今日で服役41年目を迎えます。彼の悲痛な物語は以下の通りです。国連はどこですか?赤十字国際委員会は?人類は?誰もいないんですか? ??
イスラエル占領下の刑務所に収容されているパレスチナ人で最高齢の囚人、ナエル・アル・バルグーシさんは、世界最高齢の囚人であり、占領下の刑務所で本日、41年目を迎えます。
ナエルさんは6年もの間、独房で過ごし、15年間は同じ掛けカバーで身体を温めながら眠ってきましたが、その間、家族のアルバム写真と共に25年間を、バクラジのコーヒーを飲みながら17年間を過ごしてきました。
ナエルさんは光を見ることなく80以上の独房に入れられ、32年以上もの間、月や星の光の下を歩くことを禁じられ、太陽を見たのはほんの数回、数秒だけでした。
41年間にわたって生肉を食べておらず、グアバの実を味わったことも、バラの香りを嗅いだことも、幼児の手に触れたこともなく、41年前から、セージの緑茶を一口も飲んでいません。そして,ヒーターやパレスチナの「タイム・タブレット」を食べたこともなく、息を数える囚人にずっと聞かれないよう、ずっと40年間、声に出して考えたこともありません。
彼は41年間、病気を治療して苦しむ人を救い、悲しむ人を慰め、彼のことを気にもかけない者に自身を託し、新しい囚人を歓迎し、解放された囚人に別れを告げ、そして自分自身は自由を満喫する日を待ち望んでいるのです。
ナエル・アル・バルグーチさんは41年間、自由を夢見てきました。毎朝起きて、母の暖かい抱擁に戻り、その手と足にキスをしたいと願っていましたが、その母は亡くなりました。彼のために祈りを捧げる父の声を聞く日を待っていましたが、その父も亡くなりました。叔父と叔母も亡くなり、兄と2人の息子だけが残りました。しかし、占領軍は兄を逮捕し、息子の1人を殺し、もう1人はゲリラ活動を行った後、終身刑になりました。その兄も、数ヶ月前にコロナで亡くなりました。
ビールシェバのエシャル刑務所で、ナエル・アル・バルグーチさんはドアの一つを指差してこう言いました:「勾留中に2回、この扉が変えられるのを目撃しましたが、それは鉄の損傷が原因でした。でも、私たちの精神は破壊されませんでしたし、これからも破壊されることはありません」
世界最高齢の政治犯であるナエルさんは、占領下の刑務所で41年目を迎えます。苦悩、痛み、抑圧、喪失の41年目です。若い10代の若者が逮捕され、自由を夢見る老人になりました。占領下の刑務所の壁、彼の独房、そして看守たちがこの年月を物語っています。
アラブの報道機関では、ナエルさんの話を見つけることはできません。ですから、オルタナティブ・メディアになって、世界に向けて発信して欲しいのです。そうすれば、私たちがナエルさんのために動き、共に立ち、彼が残りの人生を自由に過ごすための弁明者となる人を見つけれるかもしれません。
「私はパレスチナの方言で書かれた記事を見つけたのですが、作者が分からなかったので、世界に届くように標準のアラビア語に直しました」