Pars Today

イランで発生した暴動 米諜報機関の関与

2019年11月23日20時06分
  • ウラディミール・サージン氏、ワレリー・マカルンコフ氏、グレゴリー・ルキアノフ氏
    ウラディミール・サージン氏、ワレリー・マカルンコフ氏、グレゴリー・ルキアノフ氏

ロシアの政治アナリストや専門家らが、イランで発生した最近の騒乱や暴動に米国の政府、諜報機関が関与していたことを明らかにしました。

ロシア国際政治研究所の上級専門家、ウラディミール・サージン氏、ワレリー・マカルンコフ氏、グレゴリー・ルキアノフ氏は、同国リアノーボスチ通信で記者会見を行い、イランで最近発生した騒乱・暴動に対する米国の関与について分析しました。

長年にわたりイラン研究に携わるサージン氏は、「イランでの最近の暴動には、CIAの足跡が見て取れる」と述べました。

マカルンコフ氏は、「イランの政策は、米国やイスラエルの要求とは完全に相反している。このため、米国とイスラエルは地域の従属政権と協力し、騒乱・暴動を組織化することに乗り出した」と語りました。

ルキアノフ氏は、「イランでの最近の暴動に外国の要員が絡んでいることははっきりしている」とし、「イランでの騒乱や破壊行為のエスカレートを狙った国の筆頭は米国だ。米政府関係者は恥知らずにもイランへの内政干渉の事実を認めた」と指摘しました。

イランでは、今月15日未明からガソリン価格の改定案が施行されたこと受け、一部の都市で市民による平和的な抗議デモが行われました。この抗議行動に乗じた暴徒たちの工作によってデモは暴動・騒乱へと発展しました。

その後、イランの各都市では暴動に反対する市民が連日のように抗議行進を開催、暴徒らの破壊行為や暴力を非難し、体制支持を唱えています。

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