憲法よりも上の存在である中国共産党が計画的に世界での活動の指揮をしているのに比べて、「あいつはオレの大統領選挙の時に貢献してくれた、などの理由で外国への大使に任命されたりする。大統領が替わると大使は取り換え。一貫性に欠けがちな米国。中国の方が有利。

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外交力でもアメリカを上回る? 中国、外交拠点数で世界1位に ── 豪シンクタンク調べ

12/2(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

オーストラリアのシンクタンク、ローウィ国際政策研究所によると、2019年現在、中国の外交拠点数は276カ所で、アメリカは273カ所だ。

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中国がアメリカを上回り、外交拠点数で世界1位になった。

これは過去10年でいかに中国が急速に台頭してきたかを示すものだ。

国務省の予算を削減し、重要な外交関係のポジションを埋めるのに苦労してきたトランプ政権下で、アメリカの外交政策が世界に及ぼす影響力は弱まっている。

ローウィ国際政策研究所の最新レポートによると、中国はその外交力でアメリカを上回っていることが分かった。

2019年現在、中国の外交拠点数は276カ所で、アメリカは273カ所だった。外交拠点には、大使館や領事館、政府代表部などが含まれる。

2019年のランキングは、過去10年でいかに中国が急速に台頭してきたかを示している。同研究所によると、中国の外交拠点数は、2016年が263カ所、2017年が271カ所だった。

アメリカの外交拠点数は、2016年が271カ所、2017年が274カ所だった。

トランプ政権下で、アメリカの外交政策が世界に及ぼす影響力は近年、弱まっている。トランプ大統領は国務省の予算を削減し、重要な外交関係のポジションを埋めるのに苦労してきた。

11月、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で証言したマリー・ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使は、国務省は「危機」に瀕していると発言した。

アメリカは、軍事力と経済力でも中国にその地位を脅かされている。ワシントンD.C.に拠点を置くシンクタンク、新アメリカ安全保障センター(CNAS)は6月、中国が急速かつ秘密裏に高性能兵器を開発していて、アメリカの戦場システムを破壊する方法を見つけ出していると警告した。

イギリスの金融大手スタンダード・チャータードは1月、経済力では、中国は早ければ2020年にもアメリカを上回るだろうと指摘している。 アメリカは2030年までにインドにも経済力で追い越されるという。

ローウィ国際政策研究所による、世界で最も外交拠点数を多く持つ国トップ10:

中国 ── 276

アメリカ ── 273

フランス ── 267

日本 ── 247

ロシア ── 242

トルコ ── 234

ドイツ ── 224

ブラジル ── 222

スペイン ── 215

イタリア ── 209

[原文:The US is losing its crown to China as the world's biggest diplomatic power, think tank says]

(翻訳、編集:山口佳美)

 

Alexandra Ma

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00000001-binsider-int