*大連万達は世界最多の映画館を支配下に置くほか、製作会社も買収、中国の青島に中国のハリウッド村を建設する、その起工式には、デカブリオを他、ハリウッドのトップ級の俳優が参加している、ソニーにとっても重要な提携になるハズである、
[上海 23日 ロイター] - 中国のコングロマリット、大連万達集団(ワンダ・グループ)は、ソニーの映画部門による中国での映画マーケティングを支援する。ソニー・ピクチャーズが製作する映画の中国での公開など、一部プロジェクトに共同出資することになるという。
大連万達は、中国の富豪である王健林氏が不動産会社として立ち上げたが、現在では中国でショッピングセンターや映画館などのチェーンを運営している。
中国の映画市場は急拡大しており、早ければ来年までに米国を追い抜き、世界第1位の規模に成長する見込みだ。ソニー・ピクチャーズにとって、中国市場へのアクセス拡大につながるとみられる。
大連万達はウェブサイトに掲載した声明で、ソニー・ピクチャーズの中国での存在感を高めるため、自社の経営資源を活用する考えを示した。大連万達は合意の詳細を明らかにしておらず、ソニーからのコメントも得られていない。
世界最多の映画スクリーンを運営する万達の発表によると、同社は提携の一環としてソニー・ピクチャーズによる製作に資金を投じる。万達は代わりに自社が投資する映画の中で「中国の要素を強調させる」という。万達は今年に入って独立系の米映画製作会社レジェンダリー・エンターテインメントを35億ドル(約3540億円)で買収した。また万達傘下の米映画館チェーン、AMCエンターテインメントは同業の米カーマイク・シネマズの買収で合意。統合すれば米最大の映画館チェーンが誕生することになる。
一方、ソニー・ピクチャーズは万達と組むことで、制約のある中国映画市場へのアクセス拡大につながる可能性がある。(ブルームバーグ Prudence Ho)
[映画.com ニュース]中国・大連万達集団の映画館に、ドルビーシネマの導入が決まった。同グループの万達電影院線(ワンダシネマライン)と米ドルビーラボラトリーズが、中国国内100カ所でドルビーシネマ導入劇場を展開する計画を発表した。
ドルビーシネマは、ドルビービジョンの映像技術、ドルビーアトモスの音響技術を採用した映画館向けシステムで、ハイクオリティの映画鑑賞体験を提供する。これまでに世界の200館以上で採用が決定し、18本の新作映画がドルビーシネマ採用の映画館で上映されることが決まっている。
ワンダシネマラインは2005年設立。昨年末時点で、中国110都市で240館、2133スクリーンを運営する。昨年の中国映画市場の約14%を占め、興収シェア1位を達成した。(文化通信)