国際ラエリアンムーブメント からのプレスリリース
                      2012年7月21日(土)

ラエル はジャック・コーエンに人類の名誉ガイドの称号を授けます


7月18日ラスベガス国際ラエリアン・ムーブメント (IRM)の精神的指導者ラエルは、ジャック・コーエン博士人類の名誉ガイドの称号を授けました。本日IRMから発表された声明によると、ラエルがコーエンにこの称号を授けたのは、不妊症のために遺伝子操作を行うことでしか赤ん坊を産めなかった母親たちから生まれた30人の赤ん坊の誕生に力を貸したためだということです


「彼は、このようなことを行う勇気を持った最初の科学者でした」とIRMの広報担当であり、アメリカ国外で細胞質移植に関わる二つの企業クローンエイドとステムエイドの代表 でもある、ブリジット・ボワセリエ博士は言います。


「彼は長年にわたってこの分野のパイオニアの一人であり、反対意見にもかかわらず前進しよういう意志を行動で示してきました。2001年に人間の生殖細胞の遺伝子操作をして正常で健康な子供が生まれた最初のケースに関するプレゼンテーションを行ったとき、倫理をめぐる大議論が行われました。ヒト・クローニングの議論と同様です」


セント・バーバナスにあるコーエンのクリニックでは、強制措置をとると脅すFDAの警告書に従って、細胞質移植をやめることを選択したと、ボワセリエは言います。


「10年以上たった今でも、FDAは政策を緩和していません」とボワセリエは言い、FDAは、人間の苦しみを和らげる可能性のある有望な新しいテクノロジーに関して硬直した近視眼的ものの見方をずっと示してきている、と続けます。


「例えば、Nikica Zaninovic率いるコーネル・チームの一つは、ウイルスを使って、体外受精で使われなかったヒト胚の遺伝子に緑色蛍光タンパク質を組み込みました」とボワセリエは言います。「でも、新しい遺伝子が組み込まれたことを確かにするために胚を生きたままにしておく許可を得られなかったために、胚は5日後に破壊されました」


そのような政府の介入があるのは、一部に、不当な恐怖心によるものだとボワセリエは言います。


これから生まれる何百万という人たちの遺伝的欠陥を防ぐ可能性のある技術をなぜそんなに恐れるのでしょうか」とボワセリエはコメントします。


「卵子を遺伝子操作することによって、30人の不妊の女性が身ごもるのを助けたコーエン博士の勇気に敬意を表することが大切です。


だからこそラエルは、彼に、ラエリアン・ムーブメントが認める最も高位の称号を授けることに決めたのです」


ヒト・クローニングと遺伝子組み換えは、どちらもラエリアン哲学によって全面的に支持されているとボワセリエは言います。


2001年、著書「クローン人間にYes!」の中で、ラエルは次のように書きました。(無料ダウンロードで読めますhttp://ja.rael.org/download.php?list.11


健康な子供だけが生まれるようにする方法を既に知りながら、一生苦しむことになる子供が生まれるのを許すのは、人類に対する犯罪です」

それでもラエルは、状況はまもなく変わるだろうと楽観的でした。同書では次のように予言しています。


「人間の生殖細胞系列遺伝子操作に関する「倫理的な疑問」が、完全に反倫理的に聞こえる日がやって来ます。そういう疑問は、生まれてくる子供、あるいは人類の将来の本当の幸せを考えていないのですから。賢明なのは人々に選択するこ
とを許すことです。選択の自由が許されれば、もうほとんどの親は必ず、将来の子どもの特性は運に任せるよりも自分で選びたいと思うでしょう自分の子供に最高のものを望まない母親は、世界にはいないはずです。例外は、意識を制限する宗教的信仰に、完全に言いなりになる少数の人たちです」
 
ラエルは、意識を制限する宗教的信仰を持つ人たちが、今では誕生前に遺伝子操作によって避けられる。肉体的奇形や、生涯の病気、障害に苦しむ子どもが誕生してもいいように社会が許すよう、勝手に決めるべきではないと言っています。


「意識がわずかしかない人たちには、障害のある子供たちをさらに多く、社会に重荷として負わせる権利はありません。そういう子供たちは、遺伝子操作を禁ずるという犯罪的な決定の結果なのです」とラエルは書いています。


コーエンは今、着床前遺伝子診断に関わるリプロジェネティクスという会社で働いているとボワセリエは言います。


「『リプロジェネティクス』は、プリンストン大学の分子生物学教授リー・M・シルバーによる造語です」とボワセリエは言います。「リプロジェネティクスとは、両親が自分の子供の遺伝的特質を選び出し、子どもに受け継がれる可能性のある病気の遺伝子を取り除く技術を合わせたものであると教授は言っています」


このような新しい技術が利用されるようになれば、数十年後には社会に多くの変化が起こることでしょう、とボワセリエは言います。


「大きな科学的進歩が起こるときはほとんどいつも、恐怖心と無知のためにその進歩を抑えようと行動する人がいるということを歴史は私たちに教えています」


とボワセリエは言います。「それでもなお、科学の進歩はこの惑星の人類にとっての唯一つの希望なのです」


ジャック・コーエンの写真

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